言葉の裏を“深読み”して勝手に傷つく…作者の“気づき”を描いたエッセイ漫画に「わかりすぎてつらい」【漫画】

ゆすぎさんの「言ってないのに深読みマン」が話題/(C)ゆすぎ

言葉の裏を“深読み”して勝手に傷つく…作者の“気づき”を描いたエッセイ漫画に「わかりすぎてつらい」【漫画】

3月10日(火) 18:00

ゆすぎさんの「言ってないのに深読みマン」が話題
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コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ゆすぎさんのエッセイ漫画『自分と仲良くなりたいんだわたしは』から「言ってないのに深読みマン」をピックアップ。

2026年1月27日に作者・ゆすぎさんが本作をX(旧Twitter)に投稿すると5500以上の“いいね”とともに「共感しかない」「わかりすぎてつらい」などの声が多く寄せられ反響を集めた。この記事ではゆすぎさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。

■脳内で言葉を自動解釈…“頭の中のカンペ”に「これめっちゃわかる」と共感の声
『自分と仲良くなりたいんだわたしは』vol.9「言ってないのに深読みマン」より


はちみつコミックエッセイにて連載中の『自分と仲良くなりたいんだわたしは』は、作者・ゆすぎさんが日常の中で得た“気づき”や心の内側を描いた、いまSNSで話題のエッセイ漫画。今回X(旧Twitter)に投稿されたのは、本作のvol.9「言ってないのに深読みマン」だ。

ある日、ユキは二日酔いの朝に朝食として食べた白米、みそ汁、納豆、卵が美味しくて感激していた。「今の気持ちを世界に共有したい!」と思ったユキは、SNSに「白米最高!日本に生まれてよかった」と書き込もうとする。

その瞬間、頭の中で「ってことはパン派の人は損してるってこと?」というカンペを持ったもう一人の自分が現れる。ユキは、「あぶなっ!」「危うくパン派の人に配慮が足りない投稿するとこだった!」「自分の“好き”も気をつけて扱わないと…」と思いとどまる。

しかし、ふと思い返してみると、自分が言いたかったのはシンプルに「白米最高」ということ。パンについては「何も言ってない」にも関わらず、言ってない意図を足してストーリーを勝手に膨らませていたことに気づく。頭の中のカンペは、自らの思考が言葉の裏を深読みして「別の意味」を補った“私の自動解釈”そのものだったのだ。

思わず頷きたくなるエピソードを描いた漫画に、読者からは「めっちゃわかる!」「わかりすぎてつらい」「ただ素直に好きなもんは好きって言えばいいんだよな」「これに気づけたの人生においてすごい大きな意味があると思う」など共感の声が寄せられ、話題となっている。

■目に見えない“気づき”を漫画に作者・ゆすぎさんが語る創作の背景とこだわり
『自分と仲良くなりたいんだわたしは』vol.9「言ってないのに深読みマン」より


――前回インタビューさせていただいた際、『自分と仲良くなりたいんだわたしは』のキャラクター・ユキは、ゆすぎさんご自身の一部分をそのまま描いた存在、と言われていました。本作もご自身の体験から着想を得ているのでしょうか?

はい。前作と同じく、今回も自分自身の体験がベースになっています。以前から、誰かが褒められている場面を見ると、なぜか自分が呼び出されたような気持ちになって、勝手にドキドキすることがありました。ただ褒められている人がいるだけなのに、頭の中では「自分はこんなカスですみません」と、口に出してもいない自己弁護が始まってしまうんです。

でも、よく考えてみると、誰も私を評価したり比べたりしていたわけではなくて。そのことに気づいたとき、「誰かに何かを言われたわけじゃなくて、自分が自分をそう扱っていただけだったんだ」と分かって、少し力が抜けました。

――X(旧Twitter)では本作に5500を超える「いいね」とともに読者から反響の声が寄せられました。今回の反響について率直なご感想をお聞かせ下さい。

ここまで反響があるとは思っていなかったので、正直驚きました。

私自身、相手の言葉の裏を勝手に想像して、「こう受け取られるかもしれないからやめておこう」と判断し、何も言わずにいることがあります。そうやって自分の解釈で自分を黙らせることで、表現の場から距離を取っていたんだなと感じました。

読者の声の中で特に印象に残ったのは、「今まで自分で想像して、勝手に傷ついていただけだったと気づいた」という感想です。この話を通して伝えたかった部分だったので、素直に嬉しかったです。

――本作(vol.9)の中で特に思い入れのあるシーン、セリフなどがあれば理由と共にお教えください。

「危うくパン派に配慮が足りない投稿をするとこだった」というシーンです。

読み進めている途中までは、なぜか「たしかに配慮が必要かも」と思えてしまうのですが、最後まで読むと「パン派への配慮って何?」と一気にバカバカしく感じられるところが気に入っています。

ラストで、「自分はどれだけ“白米代表”としての権限を持っているつもりだったんだろう」と我に返り、勝手に責任を背負って身構えていた自分に気づくのが、この話らしいなと思っています。

――ゆすぎさんがご自身の体験や感じたことを漫画にする際、こだわっている点や意識している点はありますか?

自分の体験から得た気づきを描いていますが、扱っているのは「自意識」や「思い込み」など、目に見えないものが多いです。

そのため、頭の中だけで完結した気持ちを説明するのではなく、人とのやり取りや、何気ない出来事の中で感情が動いた瞬間を起点に、物語を組み立てることを意識しています。

――本作が収録されている連載エッセイ『自分と仲良くなりたいんだわたしは』について、あらためて見どころを教えていただけますか。

この連載で描いているのは、「自分を好きになる方法」や「前向きになるための考え方」ではありません。

日常の中で、人の反応や出来事に必要以上に身構えてしまったり、ひとりで慌てて、あとから恥ずかしくなってしまうような瞬間。そんな自分の内側を、少し距離を取って眺められる感覚そのものを、この連載の見どころとして楽しんでもらえたら嬉しいです。

――今後の展望や目標がありましたら教えてください。

エッセイ漫画で自己内省を重ねる中で、 自分にかけていた制限が少しずつゆるみ、素直に動けるようになってきたと感じています。

今後は、どう受け取られるかを気にしすぎて引っ込むのではなく、表現の場に立ち続ける姿勢を大切にしながら、SNSでの発信や制作を積み重ねていきたいです。

その先に、これまで描いてきたものが一つの形としてまとまったときに、書籍として手に取ってもらえる形にできたらと思っています。



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