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「この資料、何がダメなのかわかる?」教育係の坪川は、威圧的な態度で口調も怖い。後輩は委縮しつつ「すみませんでした。次はもっと頑張ります」と、謝罪。それでも坪川は、「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」と、さらに追い詰めてくる――!?「同じ顔の女」で12万いいねを獲得した白梅僚人(@eiichi_manga)さんの新作漫画「心のおブス絶対殺すマン」を紹介しよう。
■過去の体験から生まれた物語と、救いを信じたラストへの想い
後輩を厳しく叱責し、教育係を外される主人公・坪川の姿から始まる本作「心のおブス絶対殺すマン」は、無自覚なパワハラ体質と向き合う物語である。
制作のきっかけについて作者の白梅さんは「過去のパワハラ体験です!これは実習あるあるかもしれませんが、過去に実習先で指導者にパワハラじみた言動を受け不快な思いをしたことがありました…(笑)」と振り返る。一方で、「指導者の指導内容そのものには、ためになる部分があったかもしれない」と気づいた経験が、物語の核になったという。「相手の印象が『パワハラする怖い人』から『適切な指導や感情コントロールする心の余裕がない人』になって、そこに人間らしさを感じた」と語り、その視点から“お局様”を主人公に据えたようだ。
本作の見どころは「無自覚にパワハラをしていた主人公が改心するシーン」であり、「パワハラをしていた主人公が何を考え、最後どのように改心するのか。ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです...!」と白梅さんは呼びかける。さらに、魔法少女補佐のたぬき「たぬきゃ」がかわいく描けたので、そこにも注目してほしいという。
物語のラストについて、白梅さんは「主人公には救われてほしいという気持ちは最初からありました」と明かし、「人間は誰しも本作の主人公のように『心のブス』を持っています。しかし、本作の主人公も私たちも、ちょっとしたきっかけがあれば『心のブス』を退治してより美しく生きていくことができるはずです」と思いを込める。
断罪ではなく変化の可能性を描いた本作は、読む者に静かな問いを投げかける作品である。
取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)
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