【漫画】本エピソードを読む
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、死霊魔術師を倒そうと戦う王子の前に、異世界に転生した25歳女子が神として召喚され運命が一変する「異世界召喚バトル」が面白いと評判の「女装少年と25歳セーラー服」をピックアップ。本作は、「クライマックスネクロマンス」(少年画報社)第1巻からの抜粋である。
ネーム原作の水上悟志(みずかみ・さとし)さんと作画の瀬戸一里(せと・いちり)さんの作品で、瀬戸さんが2026年1月16日にX(旧Twitter)に投稿したところ、1900件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では、水上さんと瀬戸さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
■死霊魔術師(ネクロマンサー)アズライラは宿敵・魔杯の巡教者を倒しに向かう
舞台はラストダンジョンの手前に広がる戦場で、人間兵とスケルトン兵の軍勢が激突。その只中を、死霊魔術師(ネクロマンサー)アズライラと、影のように付き従う黒騎士レイスが進軍していく。アズライラは、死霊魔術をこの世から根絶するため自ら不老不死となり、300年もの間レイスとともに戦い続けている「亡国の女装王子」だ。
彼らが目指す先には、長年の宿敵であるネクロマンサー・魔杯の巡教者が待ち構えている。アズライラと魔杯の巡教者は互いの正義を主張し合い、死者を使役する死霊魔術の是非を巡って激しく対立している。アズライラは「死霊魔術の根絶」を、魔杯の巡教者は「死のない楽園」を掲げている。両陣営の戦いは、単なる私怨ではなく、世界の在り方と死生観をかけた最終戦争だ。
クライマックスの戦場で、両者は願いを叶える存在「マレビトガミ」を召喚しようとし、競うように儀式を行う。しかし現れたのは、ボサボサ髪で年齢不相応のセーラー服を着た女性・イチカという、人間の女性だった。アズライラは召喚でイチカの力により魔杯の巡教者を倒したが、期待された“神”とは程遠いイチカの登場により、300年越しの決戦は思わぬ方向へ転がり始めるのだが…。
アズライラの正義感と使命感の魅力と、クライマックスがセーラー服を着た女性の「イチカ」の登場という予想外の展開になる「異世界召喚バトル」に「ほんと神漫画」「独特なノリとそれでいて根っこには一本筋が通ったお話がまたたまらん」「水上さんだ!さすがに面白い」「好き。水上っぽさが溢れてて良い」など、X(旧Twitter)でも反響の声が寄せられている。
■「ギャップとか多少倒錯した服装・属性のキャラがウケるのかも、と思った」、「クライマックスという始まり方であるため特に戦闘シーンはエフェクトや見た目の派手さを重視しました」ネーム原作・水上悟志さん、作画・瀬戸一里さんが語る創作の裏側とこだわり
――水上さん、「女装少年と25歳セーラー服」(以下、「クライマックスネクロマンス」)のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか。
最近はギャップとか多少倒錯した服装・属性のキャラがウケるのかも、と思ったので。当時のX(Twitter)の流行りを見て。具体的にどんな投稿見てたかは忘れた。
――本作は、最初からダンジョンのクライマックスというハイライトから始まります。瀬戸さんが、作画上、工夫した点などを教えてください。
自分は今まであまり派手なアクションのある作品を描いてこなかったのですが、今作は最初からクライマックスという始まり方であるため特に戦闘シーンはエフェクトや見た目の派手さを重視しました。ゲームなどのラストバトルで見られる最強技というのは、見た目がド派手じゃないといけないと思いますので…。
――「クライマックスネクロマンス」において、シーン全体を描く上で水上さんがこだわった点がございましたら、教えてください。
自分が何にこだわってるかあまり自覚がない。たとえばアニメ化とかしてセリフが削られて改変されたシーンなどを提案された時に初めて「あー、ここにこだわってたんだ」ってなりがち。
――本エピソードで、水上さん、瀬戸さんのお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
水上さん:空中でドラゴンゾンビをキックで倒す見開き。
瀬戸さん:「おねーちゃん参上!」です。女神に情報を与えられているとはいえいきなり異世界に飛ばされてこの思い切りの良さを見せるイチカがここでとても好きになりました。
――「クライマックスネクロマンス」で水上さんが読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
戦闘シーンの殺陣とかコマ割りとかカメラアングルとか。
――水上さんの今後の抱負や希望をお聞かせください。
中年の危機になってからもう以前みたいな仕事のスタイルに戻れないのをちゃんと自覚して、いちいち自分の仕事量の少なさに落ち込まないようにしたい。
――水上さん、瀬戸さん、最後に本作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをそれぞれお願いします。
水上さん:なんか前の質問でしょぼくれたこと回答したけど、ネームは基本的に昔と同じく楽しく描けてるので、皆さんにも引き続き楽しんでいただけるとありがたいです。
瀬戸さん:本作は水上悟志先生らしい熱さと勢いの詰まった漫画ですので、自分の作画過程でその熱を冷まさないよう精一杯努力できればと思っています。皆さんにはぜひ熱々のクライマックスネクロマンスを楽しんでいただけると嬉しいです!
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