時給アップなのに現場から悲鳴!?「扶養の壁」が生んだスーパーの人員不足と、レジ休止に追い込まれる現場のリアル【作者に聞く】

時給と扶養と人員と/画像提供:狸谷(@akatsuki405)

時給アップなのに現場から悲鳴!?「扶養の壁」が生んだスーパーの人員不足と、レジ休止に追い込まれる現場のリアル【作者に聞く】

3月6日(金) 13:00

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時給と扶養と人員と
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時給を上げると人手が減る!?何かと話題になる「103万の壁」の実態を描いた、狸谷(@akatsuki405)さんの実録漫画『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』より『時給と扶養と人員と』を紹介するとともに話を聞いた。

■現場の悲鳴に、同業者からも共感の声が続々
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スーパーの朝礼で、店長から「時給が上がります!」とうれしい報告があった。本来なら歓迎されるはずの知らせだが、パートの人たちからは「扶養内で働きたいから、シフトを減らしてほしい」との声が相次いでしまう。翌月、店内は混み合っているにもかかわらず、スタッフ数の減少により稼働するレジはごく一部に。「混んでるのになんでレジ閉めてるんだよ!」と客からの苦情が相次ぐなか、現場は気づけばてんてこ舞いの状態に…。

本作「時給と扶養と人員と」は、作者の狸谷さんが以前勤めていたスーパーでの体験をベースに描かれているという。「当時、全ての支店に応援勤務があり、どこの店舗も人が足りてないんだなぁと感じていました」と振り返る。時給アップは一見朗報だが、扶養内で働きたい人にとっては労働時間を抑える理由にもなる。その結果、人手不足は解消されないどころか、さらに深刻化することもあるという。「普段レジを打つことがない店長や役職者の方、鮮魚部や精肉部、青果部やデリカ部のスタッフがレジ研修を受けていたり、結構深刻だったようです」と当時の様子を教えてくれた。

現在も状況は大きく変わっていないようで、「頭を抱えている店長やスタッフの皆さんの負担を減らすようにサポートしています。どうにかバランスの取れる制度への改正を切に願います」と切なる思いを語る。読者からも共感の声が相次ぎ、その問題の深刻さがあらためて浮き彫りになっている。

レジ店員ならではの目線で描かれるリアルな現場。本作をはじめ、狸谷さんの「チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします」をぜひ読んでみてほしい。

取材協力:狸谷(@akatsuki405)

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