障がいのある作家のアートを管理し、商品開発や企業とのコラボレーションを通じて福祉とビジネスを融合させた新たな文化を創造する株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)と、ショッピングセンターのアトレがタッグを組んだ、「つながる風景展」が開催中。2026年5月10日(日)まで、アトレ各店舗に順次登場している。
【写真】生田梨奈子さんが描く「つながる風景」
本記事では、ヘラルボニーの取り組みや、思わず全会場を周遊したくなる同展について紹介する。
■ヘラルボニーの原画がアトレで楽しめる!
ヘラルボニーは、おもに知的障がいのある作家のアートを2000点以上IPとして管理し、作家に正当なロイヤリティを支払うことで、持続可能な独自のビジネスモデルを構築。
アートを軸にさまざまな事業を展開しており、自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、これまでに200社以上との共創コラボレーション実績がある。
今回のコラボレーションは、アトレの「小さなピースがつながり合って壮大な景色を描くように、アトレもまた、人、街、そして文化をつなぐ場所でありたい」という想いがヘラルボニーと共鳴し、実現したのだとか。駅ビルという日常空間にヘラルボニーのアートが融合し、新たな「つながる景色」を創出する。
■10枚の作品からなる個性豊かなアート
「つながる風景展」では、「HERALBONY Art Prize 2025」において「JR東日本賞」を受賞した生田梨奈子さんの作品「つながる風景」の原画に加え、生田さんの過去の作品群を展示。
「HERALBONY Art Prize 2025」とは、世界中の障がいのある作家を対象に、プロ・アマチュア、年齢、国籍を問わず創作の力を発表する場を提供し、キャリアの芽吹きをあと押しすることを目的として、2024年に創設された国際アートアワード。このアワードには、専門家が選出する賞のほか、ヘラルボニーのビジョンに賛同する協賛企業による企業賞が含まれており、JR東日本賞もそのうちの一つだという。
生田さんは幼少期からものづくりが好きで、絵を描いたり、人形の服の制作をしたりしていたそうだ。2015年ごろ、臨床美術の教材で紙やすりに色鉛筆で描く技法と出合い、そのざらついた描き心地と独特な質感に魅了され、自身の表現の一つとして取り入れるように。音楽のリズムや感情の高まりに導かれながら、鮮やかで直感的な色彩を生み出している。
生田さんの作品「つながる風景」は、6センチ×18センチの紙やすりに描かれた作品を10枚並べたもので、それぞれ友人のイメージや音楽から受けた影響が反映されている。
「つながる風景展」の期間中は、アトレ内の対象書店で書籍を購入した人に、ショップごとに絵柄が異なる「オリジナルアートしおり(全10種)」をプレゼント。絵柄違いで10枚コンプリートすると、生田さんの10枚のアートで構成された「つながる風景」が完成するという仕組みだ。
この春はお気に入りのアートを探しに、アトレに足を運んでみてはいかがだろうか。
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