西野亮廣が仕掛ける“ひとりも見捨てないエンタメ”の真意とは? 「お金で格差なんて面白くない」

『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

西野亮廣が仕掛ける“ひとりも見捨てないエンタメ”の真意とは? 「お金で格差なんて面白くない」

3月5日(木) 12:00

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2020年日本アカデミー賞ほか、海外30以上の映画祭に出品され、国内動員196万人の大ヒットを記録したオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』。その最新作、『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が、3月27日(金)に公開される。

原作累計発行部数は80万部を突破し、ミュージカル、歌舞伎、バレエなど、多岐に広がり続ける『プペル』の世界。最新作は前作同様、製作総指揮・原作・脚本を西野亮廣、監督を廣田裕介、アニメーション制作をSTUDIO4°Cが担当した。

表現形態を変えながら紡がれてきたプペルの物語だが、そこにはいつも経済的、地理的など、さまざまな理由からエンタメに触れられない人への想いと試み、すなわち西野亮廣の“ひとりも見捨てないエンターテインメント”という純粋な理想と、理想を現実にするための試行錯誤があった。

2020年6月、『映画 えんとつ町のプペル』公式サイトで、絵本の日本語版と英語版が全ページ公開された。絵本の発売価格は2,000円。それを無料で公開するということは出版社や制作に関わったクリエイター、そして西野本人の収入に直撃する。西野も当時「とても勇気がいることだった」と語っているが、それでも公開に踏み切ったのは、子どもが自分の意思で絵本を買うには2,000円という値段はハードルが高く、受け取りたくても受け取れないという事実があったからだという。

「お金を出して買いたい人には買ってもらい、無料で読みたい人には無料で読める絵本にしてしまおう。せっかく生んだ作品も、お客さんの手に届かないと、生まれたことにはならない」。そうして、業界の常識を覆す試みが行われた。「『お金』で人間に格差ができるのなんて、やっぱり全然面白くない」。この思いは、プロジェクト全編を通し継続。子ども向けの鑑賞を目的としたファミリーミュージカルでは、2025年8月に行われた公演で3200人の子どもたちを無料招待。さらにシングルファミリー、多子世帯(3人以上)の子どもは無料招待とする「ファミリー応援シート」を設置した。

そこには西野自身の幼少期の体験、そしてエンタメの未来への危機感があった。自身も「田舎暮らしのサラリーマン家庭の4人兄弟の3番目」で、家庭では「子どものエンタメ体験にお金を出す余裕はなかった」という西野。親の事情もわかっていたから「見ないようにしていた」のだという。かつての自分のように経済的な理由からエンタメ体験をできない子ども、自分の親のように子どもに満足なエンタメ体験をさせてあげられないと悩む親へ、手を差し伸べるシステムを構築していった。

また、ブロードウェイでの観劇の際、高額なチケットゆえに高齢化する客席を見たという西野。次世代を担う子どもたちが、お金が理由で良質なエンターテイメントに触れられないのであれば、そのジャンルに未来は無くなってしまう。余裕のある人が無理のない範囲で手を差し伸べられる「共助」のシステムを、とクラウドファンディングで支援を募り、いずれも達成している。

さらに、劇場へ足を運べない観客へ向け、Youtubeでの全編配信を行い、プロジェクトは拡大。新作『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』では、さらに子どもたちひとりひとりへ向けたクラウドファンディングプロジェクトを実施中。児童クラブ、NPO法人といった映画鑑賞を希望する全国の子ども施設と支援者をマッチングし、“ムビチケを贈れる”というプロジェクトだ。ムビチケを受け取ってくれる子どもコミュニティは、13人から221人まで大きさはさまざま。将来の社会、将来のエンターテインメントを担う子どもたちに向けたプロジェクトは広がり続けている。

<キャンペーン情報>
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』ムビチケプレゼントキャンペーン

シングルファミリー世帯、または3名以上の子どもがいる家庭の子ども対象に、抽選でムビチケ(子ども)をプレゼント。

キャンペーン期間:3月6日(金)~3月12日(木)
プレゼント枚数:2,000枚

<作品情報>
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

3月27日(金)公開

公式サイト:
https://poupelle.com/

(C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会

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