【漫画】本編を読む
川での事故や商業施設での迷子などが報じられるたびに議論になる「子ども用ハーネス」。子どもの胴体に装着し、リードを保護者が持ついわゆる“迷子紐”である。見た目への抵抗感から賛否が分かれるアイテムだが、「命には代えられない!」と訴えるのが狸谷(@akatsuki405)さんの実録漫画『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』内のエピソード「心臓に悪いはなし」だ。
■「犬みたい」と言われてもそれでも必要だと思う理由
子ども用ハーネスに否定的な声の多くは「犬みたい」という印象から来ている。リードを持つ姿がペットの散歩のように見えるというのだ。実際に使用している保護者からも「視線が気になる」という声はある。子どもの自由を奪っているように見えるのかもしれない。
狸谷さんに現場での印象を聞くと、「休みの日に別の商業施設で見かけたことがありますが、まだ自分の職場では使っている方に出会ったことはないです」と語る。まだ少数派という実感があるようだ。
■スーパー駐車場での“爆走”止まらない4〜5歳
作中で描かれるのは、スーパーの駐車場に突然走り出した子どもの姿だ。店内からパパを見つけた瞬間、一直線に飛び出していく。危険を理解する前に体が動く年頃だ。
狸谷さんは当時の様子をこう振り返る。「今回爆走していたお子さんは4〜5歳くらいでした。『こらぁ!ダメ!』と母親が叫びながら追いかけているものの、子どもには響かないようでした」。夢中になった子どもに、言葉は届きにくい。もし車の前に飛び出していたら、子どもも保護者も、そして運転手も傷つく。漫画では事なきを得たが、実際に飛び出された運転手は心臓が凍る思いだったはずだ。
レジ業務の立場からも葛藤があるという。「お財布からお金を出したり、キャッシュレス決済のための操作などでお会計時に保護者の方がどうしてもお子さんから目を離さざるを得ない瞬間がありまして…。その時に個人的に手を離されたお子さんの動向を目で追ってしまい、結果的によそ見して反応が遅くなってしまう場合がありますが何卒ご容赦ください(汗)」。現場の緊張感がにじむ言葉だ。
■「手を繋いで行こう」それでもまた走る
一度は「手を繋いで行こう」と戻った子ども。しかし再びパパを見つけるとダッシュする。そこに悪意はない。ただ危険という認識がまだ育っていないだけだ。止められないなら、物理的な安全策も選択肢になる。「子ども用ハーネスを検討して欲しい」と狸谷さんは語る。ただし、試着室に結びつけたまま放置するなど誤った使い方を見かけることもあるという。道具は万能ではない。正しい理解と使い方が前提としてあってのものなのだ。
見た目の印象か、命の安全か。議論は続く。それでも、あの一瞬の“爆走”を目の当たりにした人にとって、ハーネスは決して過剰ではない。子どもの命を守るための選択肢のひとつとして、冷静に考えたいテーマである。
取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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