人気ホラーシリーズ「スクリーム」の最新作「スクリーム7」のワールドプレミアが2月25日にパラマウント・スタジオで開催されたが、会場の入り口にはパレスチナ解放を訴える抗議団体が集結したと、米デッドラインが報じている。
この抗議活動の背景には、2年前の解雇劇がある。2023年11月、「スクリーム」5作目・6作目で主演を務めたメリッサ・バレラが、イスラエル・ハマス紛争についてSNSに投稿したことを理由に、製作会社スパイグラスから解雇された。スパイグラスは「反ユダヤ主義やヘイトへの扇動に対して一切容認しない」とし、「ジェノサイドや民族浄化への虚偽の言及、ホロコーストの歪曲、明らかにヘイトスピーチに該当する行為」を理由に挙げた。
バレラの解雇はシリーズに大きな波紋を広げた。共演していたジェナ・オルテガもシリーズから離脱し、後にバレラなしでは続編は「崩壊しかけていた」と語っている。当時メガホンをとる予定だったクリストファー・ランドン監督も、子どもたちに向けられた「非常に攻撃的で本当に恐ろしい」殺害脅迫を受けて降板した。
その後、シリーズは大幅に再編された。2024年3月にはシリーズの元祖“ファイナル・ガール”であるネーブ・キャンベルがシドニー役で復帰し、オリジナル「スクリーム」(1996)で脚本を手がけたケビン・ウィリアムソン監督がメガホンをとることになった。キャンベルは前作「スクリーム6」(2023)にギャラの低さを理由に出演していなかった。
しかし2025年10月に「スクリーム7」の最初の予告編が公開されると、バレラの解雇に反発するファンの間でボイコット運動がSNS上で広がった。そして迎えたプレミア当日「Entertainment Labor for Palestine」「CodePink LA」「Jewish Voice for Peace-Los Angeles」の3団体が抗議活動を主催した。「業界全体でパレスチナ支持の声が封殺され、イスラエルによるガザでの進行中のジェノサイドが隠蔽されている現状に注目を集める」ことが目的だとしている。
解雇から2年以上が経ったバレラは、この日Instagramストーリーにハートの絵文字とともに「I see you(あなたたちの姿は見えている)」と投稿し、抗議活動への支持をにじませた。
一方、レッドカーペットを歩いたウィリアムソン監督は、デッドラインの取材に対して抗議活動についてこう答えている。
「私たちはアメリカに住んでいる。抗議する権利がある。彼らには声を上げる権利があるし、自分の真実を語る権利がある。私はそれを支持する」
「スクリーム7」は2月27日に全米公開される。
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スクリーム6
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Photo by Phillip Faraone/Getty Images for Paramount Pictures