ディズニーに却下された「スター・ウォーズ」のスピンオフ映画「The Hunt for Ben Solo(原題)」について、スティーブン・ソダーバーグ監督が改めて不満を語ったと、米エンターテイメント・ウィークリーが報じている。
この企画は、「スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け」の後日譚として、アダム・ドライバー演じるベン・ソロ(カイロ・レン)を主人公に描くものだった。ソダーバーグ監督とドライバーは「ローガン・ラッキー」でも組んだ間柄で、ドライバーの発案をきっかけに企画が動き出した。脚本の原案はソダーバーグ監督の妻でもある脚本家レベッカ・ブラントが手がけ、「コンテイジョン」のスコット・Z・バーンズが脚本を執筆した。
ソダーバーグ監督はBKマガジンのインタビューで、「私とアダムとレベッカ・ブラントにとって、2年半のタダ働きになってしまった。全員イライラしていた」と振り返った。昨年10月にドライバーがこの企画の存在を初めて公にした際には、事前に「余計なことは言うな。なぜ却下されたか推測するな。起きたことだけ話せ」と忠告していたという。
「伝えられた理由は『ベン・ソロが生きているとは思えない』。それだけだった」とソダーバーグ監督は語る。ドライバーも昨年のAP通信のインタビューで、ルーカスフィルムに脚本を提出したところ「気に入ってもらえた」が、ディズニーのボブ・アイガーCEOとアラン・バーグマンに却下されたと明かしていた。ドライバーはその脚本を「スター・ウォーズ帝国の逆襲」のような「手作りで、キャラクター主導の作品」だったと評している。
とりわけソダーバーグ監督を落胆させたのは、製作費の話にすらたどり着かなかったことだ。「予算はいくらだ、という実務的な話になると思っていた。いい答えも用意していた。でもそこまで話が進むことすらなかった。こんなのおかしい」と嘆いた。さらに「頭の中ではもう映画を完成させていた。誰にも観てもらえないのが残念だ」とも語っている。
【作品情報】
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スター・ウォーズスカイウォーカーの夜明け
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