金価格は10年前、たった「4640円」!? もし“100g”買ってたら、今ごろ「46万→266万円」で大儲けできてた? 今から買うのはもう遅いでしょうか? 今後の見通しも確認

金価格は10年前、たった「4640円」!? もし“100g”買ってたら、今ごろ「46万→266万円」で大儲けできてた? 今から買うのはもう遅いでしょうか? 今後の見通しも確認

2月22日(日) 4:40

「金(ゴールド)」の輝きが、かつてないほど増しています。2026年に入り、国内の金価格が史上初めて1グラム3万円の大台を一時突破したというニュースは、多くの投資家や一般消費者に衝撃を与えました。 「あの頃、買っておけばよかった」と悔やむ声も聞こえてきそうですが、実際に10年前から金を保有していたら、一体どれほどの利益が出ていたのでしょうか。 本記事では、金価格高騰の背景を整理し、10年間の運用シミュレーションを通じて、現在の金投資の妥当性について解説します。

国内の「金価格」が史上初めて“グラム3万円”を突破

国内の金価格(貴金属小売価格)において、歴史的な瞬間が訪れました。田中貴金属工業株式会社が発表する金地金の小売価格は、2026年1月29日に一時1グラム3万円を突破し、過去最高値を更新しました。
 
このニュースは新聞やテレビなど各種メディアでも取り上げられ、物価上昇が続く中での「インフレヘッジ(物価上昇による資産価値目減りへの対策)」や、国際情勢が不安定な時期に買われる「有事の金」としての側面が注目されています。
 
金価格がここまで上昇した背景には、世界的な金融不安やインフレ懸念に加え、歴史的な円安傾向が国内価格を押し上げる要因となっています。株式や債券といった伝統的な金融資産が不安定化する局面では、それ自体に価値がある「安全資産」として金が買われやすくなる傾向があるのです。
 

金の価格が上昇している背景と今後の見通しとは?

ただし、今後の見通しについては、決して楽観視できるものではありません。短期的には主要国の金利政策や為替動向、そして地政学リスクによって価格が大きく変動する可能性があります。
 
投資専門家の中には、「ポートフォリオの分散投資の一部として検討する価値は依然として高い」とする見解もあります。特定の資産に偏らず、リスクを分散させる手段として、金は引き続き重要な資産の1つといえるでしょう。
 

今から買うのは悪手? 10年前に100グラム買っていたらいくらもうかった?

「今から買うのは遅すぎるのではないか」と不安に思う人も多いでしょう。ここで、過去のデータから10年間の運用成果を具体的に計算してみます。
 
前記の過去価格データを確認すると、今から10年前にあたる2016年1月29日の金小売価格平均は、1グラム4640円でした。もし、この時に100グラムを購入していた場合、当時の購入金額は約46万4000円となります。
 
対して、2026年2月時点での価格は、1グラム2万6623円です。100グラム保有していれば、その価値は266万2300円にまで膨らんでいることになります。
 

10年前(2016年)の購入額:約46万4000円
現在(2026年)の評価額:約266万2300円
値上がり益:約220万円

 
このように、10年間で約220万円もの利益が出ていた計算になります。ただし、現実の取引では売買手数料や、売却益に対して「譲渡所得」としての税金がかかるため、実際の利益はこれより目減りする可能性がある点には注意が必要です。
 
価格が高騰している現在、金だけに資産を集中させるのはリスクが高いといえるかもしれませんが、値動きが落ち着いてくれば安全資産としてのメリットは依然健在といえるでしょう。
 

まとめ

10年間で、金100グラムで約220万円もの利益が出たという計算は、かつての価格を知る人にとっては、まさに驚きの数字といえるでしょう。今の高値を見て、「もう遅すぎる」と感じるかもしれません。しかし、長期的な視点で見れば、今の価格もまた将来の通過点にすぎない可能性があります。
 
大切なのは一時の値動きに一喜一憂せず、自分の大切な資産を守るための「頼れる分散先」として、金と付き合っていくことではないでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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