時間が足りなくて眠れない、時間はあるのにストレスで眠れないなど、不眠の背景はさまざま。でも、睡眠不足が健康に悪影響を及ぼすという点は共通。世界20言語で刊行が決まっているオランダの睡眠科学者、メライン・ファンデラール氏の著書
『熟睡力』
(新潮社)が、このほど発売された。早期死亡のリスクは「睡眠の質」と無関係ではない。「不眠大国」といわれる日本、想像以上に深刻なこの健康問題を改めて学び、日常生活の見直しに役立てよう。
厚生労働省によると、日本では成人の30~40%に何らかの不眠症状があるといい、そのうち慢性の不眠症は成人の約10%、60歳以上だと半数以上だという。この本で著者は、「夜の睡眠が5時間以下だったり9時間以上だとリスクの増加を免れない」と書く。オランダの睡眠医学センターで治療に当たってきた睡眠科学のエキスパートである著者は、自らが不眠症となったことをきっかけに研究を深め、「よい眠り」の本質と導き方をまとめた。
人間は8時間眠らなければならないのか、眠らないとどうなるのか、どうして眠れなくなるのかなど、睡眠の謎を平易に解説する一方、睡眠時間ではなく睡眠の「質」が重要なのだということを科学的に解説。どうすれば「質の高い」睡眠が得られるかを指南する。税込み1375円。
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