今から約1年前のことです。初めての出産と1カ月の里帰りを終え、自宅に戻った私。しかし自宅に帰ったその夜に、夫は飲みに出かけてしまいます。約束の時間になっても帰らず、連絡も途絶える始末。ついに我慢の限界を迎えた私は……。
育児に協力せず飲み歩く夫を変えた、母の言葉
娘を出産し、1カ月の里帰りを終えて久しぶりに自宅へ戻った日のことです。私は、家族3人の生活がいよいよ始まると意気込んでいました。ところが夫は、夜に突然「飲みに行ってくる」と言い出したのです。
里帰りから帰ってきたばかりで、いきなりひとりで育児をすることに不安を抱えた私は「今日から3人で生活していくんだよ。初日の今日だけでも飲み会はキャンセルできない?」と控えめに聞いてみました。けれど返ってきたのは「会社の付き合いだからムリ」といった冷たいひと言。ふた言目には「お前は実家でゆっくりしてたんだから、今日くらい一人で大丈夫だろ」と、里帰りを休暇扱いするような発言をしてきたのです。あまりの無神経さに言い返したくなりましたが、これからの生活も不安な中、夫婦関係までぎくしゃくさせたくないと思った私は、仕方なく、「22時には帰る」という約束をしてもらい、送り出しました。
しかし、夫は約束の時間を過ぎても帰ってきません。電話をしても繋がらず、娘は慣れない環境のせいかずっと泣き続け、私はあやすことで手いっぱい。23時を過ぎても、夫は帰宅せず、何度か電話をするも、ブチッと切られてしまいました。
泣き止まない娘に限界を感じた私は、朝までいっしょにいた実家の母に事情を連絡。「夫が飲み歩いていて、約束の時間にも帰ってこないの。連絡も取れないし、娘も泣いててしんどい」と伝えると、母は「私から連絡してみる」と言ってくれました。すると、すぐに夫から「さっきは手が滑って電話が切れた」という苦しい言い訳と「すぐ帰るから」という連絡が入りました。
帰宅した夫は青ざめて深々と頭を下げ、「本当にごめん! 俺の自覚が足りなかった」と謝罪の言葉。夫へ電話した母は「父親としての自覚がなさすぎる! 親になった責任をどう考えているの!」と一喝したそう。さらには「夫婦で子育てできないなら、私が娘と孫ちゃんを引き取る! 娘とは離婚してちょうだい!」とまで言い切ったそうです。かつて、飲み歩いてほぼ家に帰っていなかった父のことを思い出し、娘である私に同じ思いをさせたくない一心だったのでしょう。
それ以来、夫は飲み会のときは事前に相談してくれるようになり、仕事も定時で切り上げて育児を分担してくれるようになりました。私は夫に感謝を伝えつつ、あの夜に母が下してくれた厳しい判断が、今の家族の形を作ったのだと実感しています。
子どもが生まれて父親になったとしても、親としての心構えはすぐに身につくものではないのかもしれません。自分たちの力だけで変わるのが難しいとき、客観的に非を指摘してくれる存在はとても重要だと感じました。夫婦がより良い関係で子育てをしていくためにも、自分たちだけで抱え込まず、今後は周囲の家族にも協力を求めようと決心できた出来事でした。
著者:小西希実/30代・自営業。好奇心旺盛な1歳の娘を育てる甘党ママ。夫と娘との3人で暮らしている。ダイエットを宣言しながらも、お菓子の誘惑に勝てない。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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