何度行っても迷子に......ウーバーイーツベテラン配達員でも攻略が難しい「トリッキーな建物」とは?【チャリンコ爆走配達日誌】

ウーバーイーツ配達の際、たまに「初見殺しのトリッキーな建物」に出くわすのですが……

何度行っても迷子に......ウーバーイーツベテラン配達員でも攻略が難しい「トリッキーな建物」とは?【チャリンコ爆走配達日誌】

2月19日(木) 7:00

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ウーバーイーツ配達の際、たまに「初見殺しのトリッキーな建物」に出くわすのですが......

ウーバーイーツ配達の際、たまに「初見殺しのトリッキーな建物」に出くわすのですが......





連載【ギグワーカーライター兼ウーバーイーツ組合委員長のチャリンコ爆走配達日誌】第138回

ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!

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私のような、衣食住の衣や住にこだわりがない人生を送ってきたタイプには縁のない話ですが、東京都内にはオシャレな街、高級というグレードの上をいくような住宅がけっこうあります。

ウーバーイーツで人気の店にはオシャレな街中にあるところも多く、注文される方の中にもグレードの高い住宅に住まれている方がいます。そのため、ウーバーイーツ配達員を始めてからは、これまで踏み入れたことのないオシャレな街や、すごい住宅へ行く機会が増えました。

そういった街や住宅でよく見るのは、オシャレを重視するあまり、使いやすさやわかりやすさを二の次にしてしまった、初見殺しのトリッキーな建物です。8年以上配達をしているのでだいぶ慣れてきましたが、それでも建物の中で自分の居場所を見失ったり、出入口がわからなくなってしまうことがたまにあります。

そこで今回は、これまで配達してきた商業施設、マンションなどの中から「これはトリッキーだったなぁ」と思うものをいくつか紹介したいと思います。

商業施設で自分の位置を見失ってしまいそうな都内の施設は、港区にあるカレッタ汐留、中央区にある晴海トリトンスクエア、江東区にあるららぽーと豊洲、そして港区にある六本木ヒルズです。

どの建物も通路が曲線となっていて現在位置がつかみづらいというのが最大の特徴です。以前、「ウーバーイーツ配達員が苦労する、たどり着くのが大変な店」で書いたように、都内には入る入口を間違えると店を探すのが大変な巨大地下街もあります。

ただ、地下街の通路は縦横の直線で作られているので、案内図さえ見られればなんとかなります。ですが、曲線と曲線が複雑に交じり合う構造の通路だと案内図を見ても全体を把握するのが難しく、何度訪れても迷ってしまいます。

これら4つの商業施設に順位付けするとしたら、1位は高低差のある土地にたくさんの建物が立っているため、地下2階から地上2階まで4つのフロアに出入口が存在する六本木ヒルズ。2位はエスカレーター位置が複雑で立体的に現在位置を捉えるのが難しいららぽーと豊洲、3位晴海トリトンスクエア、4位カレッタ汐留という感じです。

3位と4位の建物は、ウーバーイーツによるデリバリーを行なっている店が少ないので、なんとか建物の入口から店までの道順を覚えることができましたが、1位、2位の建物はいまだに迷うことがあります。



住宅は場所などを明確にできないので、ふわっとした表現となりますが、一番困るのは「街の雰囲気に溶け込みすぎ」な建物。デザイン重視なのか、通用口の扉の模様が周囲の壁と全く同じ色で、ドアとわかるような外枠もなく、ドアノブもない防火扉のような作りをしているマンションへ配達で行ったことがあるのですが、ドアの位置がわからず、敷地内をうろうろしていたら警備の方が登場。事情を説明して扉の位置を聞くと「あそこの模様と模様の境目のところを押してください」とのこと。

指示通りに押すと忍者屋敷の隠し扉のようにドアが開き、思わず声が出てしまったことがありました。帰り道に警備員の方に聞くと「以前『ドアの位置に張り紙をしたほうがいいのでは』と話をしたのですが、雰囲気が崩れるという理由で却下されました」と話されていました。

新築マンションで驚いたのは廊下が真っ暗なマンション。エレベーターを降りるとフロアの廊下が真っ暗。どうしたらいいものかと左右を見ると、右側に延びる通路の先に明かりが。その明かりの方へ向かうと、ついていた明かりが消え、さらに先の方の明かりが点灯。明かりに誘われるように歩いて行くと配達先の部屋がありました。

おそらくインターホンと連動しているシステムによるものと思われますが、このマンションに行ったタイミングが深夜ということもあり、少し怖かったのを覚えています。

マンションで困るのは、オシャレなフォントや目立たない位置に書かれている部屋番号。ドアノブ部分に小さく書かれているならまだいいのですが、9と8の判別が難しいものやドア上部の隅に小さく書かれているマンションでは、部屋番号の把握までけっこう時間がかかりました。

一番困ったのはドアやドア周りに部屋番号がまったく記されていなかったマンション。どこを探してもまったく見当たらず、仕方ないので注文された方に「部屋番号はドアのどのあたりを見たらわかるでしょうか」とメッセージするとこんな文言が帰ってきました。

「廊下のじゅうたんを見てください」

見ると、天井からの照明が各部屋のドアの前のじゅうたん部分に当たっていて、部屋番号の数字が記されていました。最近は店前の道路に照明で店名を映し出す店がありますが、それと同じ手法が使われていました。

今後も、このようなトリッキーな建物が増えていくと思いますが、頑張って順応していきたいと思います。

文/渡辺雅史イラスト/土屋俊明

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