【漫画】本編を読む
横山了一(@yokoyama_bancho)さんの作品は、仕事が順調で自信に満ちあふれたエリート夫と、その陰で義母との関係に苦しむ妻の葛藤を描いている。本作は、妻の切実な訴えを無視して義母との同居を勝手に決めた夫に対し、従属を拒んだ妻が大きな決断を下す物語だ。
■相談を無視した同居の強行
ユイの義母は、アポなしの訪問や独自の育児論を押し付けてくる困った性格であった。限界を感じたユイは、夫のシュウに「お義母さんと距離を置きたい」と相談する。しかしシュウは「わかったよ、うまいこと伝えておく」と言いながら、裏では新居での同居を勝手に進めていた。家族の在り方に関わる重要事項を、話し合いもせずに決める傲慢な態度は、夫婦の信頼関係を決定的に破壊した。
シュウがユイの意見を軽んじたのは、仕事が順調で「最終決定権は自分にある」と過信していたからだ。横山さんによれば、当時のシュウは自信に満ちており、折れるということができない状態だったという。
■添え物を拒否した妻の決断
夫から「同居が最高の環境だ」と説得されても、ユイの心は動かなかった。彼女は「私はただの添え物じゃない」「もう言いなりになんてならない」とはっきりと拒絶を突きつけ、家を出ることを宣言する。
物語の終盤でユイが髪をばっさり切る描写があるが、これは彼女の心境の変化を表現したものだ。元の重い髪型は、美容院に行く時間さえとれなかった彼女の抑圧された日々を暗に示している。髪を切り捨てた姿は、夫への従属から脱した自立の象徴だ。
■嫁姑問題における夫の鈍感さ
嫁姑問題において、夫はどう振る舞うべきか。横山さんは「完全にどちらかの味方になるのはよくない」と話すが、そのバランスを取ることは極めて難しい。男性は、妻が義母から受けるストレスに対してどうしても鈍感になりがちだ。
対等であるはずの夫婦において、一方の気持ちをないがしろにすれば、家庭の崩壊を止めることは全くできない。事前に話し合いをしていれば回避できたかもしれない破局だが、妻を「添え物」として扱ったシュウの代償はあまりに大きかったといえる。
取材協力:横山了一(@yokoyama_bancho)
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