2月17日(火) 22:30
ガスファンヒーターは立ち上がりが早く、部屋全体を短時間で暖められる点が特徴です。その分、使用中は一定量のガスを連続して消費するため、使用時間が長くなるとガス代が目に見えて増えやすくなります。
特に以前が電気ストーブだった場合、スポット暖房から部屋全体暖房へと使い方が変わり、結果的にエネルギー消費量が増えている可能性があります。また、ガス料金は使用量が増えるほど単価が上がる料金体系も多く、「たくさん使った月ほど割高に感じる」点も請求額増加の一因です。
暖房費を比較する際は、ガス代だけ、電気代だけを見るのではなく、光熱費全体で判断することが重要です。ガスファンヒーターに替えたことで電気ストーブを使う時間が減り、電気代が下がっていれば、トータルでは差が小さい場合もあります。
また、電気代には基本料金と従量料金があり、契約アンペアや使用時間帯によっても負担は変わります。暖房器具単体の「安い・高い」ではなく、家庭全体のエネルギー使用バランスを見る視点が欠かせません。
ガス代と電気代の偏りを抑えるには、暖房の使い分けが効果的です。例えば、在室時間が短いときは電気ストーブ、長時間過ごすときはガスファンヒーターといった併用で無駄を減らせます。
加えて、カーテンや断熱シートで熱を逃がさない工夫をすることで、暖房の稼働時間自体を短縮できます。さらに、ガス・電気それぞれの料金プランを見直すことで、同じ使用量でも月々の請求額が下がるケースもあります。
ガスファンヒーターが電気ストーブより安いとされる比較は、あくまで一定条件下での試算である点に注意が必要です。例えば、最新の省エネ型電気ストーブと旧式のガス機器では前提が異なりますし、都市ガスかプロパンガスかによってもランニングコストは大きく変わります。
また、暖房効率の比較は「同じ室温を同じ時間維持する」ことが前提ですが、実際の家庭では生活動線や在室人数によって使い方が異なります。情報をうのみにせず、自宅の契約内容や使用状況に当てはめて考える視点が欠かせません。
ガスファンヒーターに替えてガス代が増えたとしても、必ずしも選択が失敗だったとは限りません。重要なのは、電気代とガス代を合算したトータル光熱費と、暖房の快適性をどう評価するかです。
暖房器具ごとの特性を理解し、使い分けや住環境の改善、料金プランの見直しを行うことで、冬場の光熱費は十分にコントロールできます。数字だけでなく、生活スタイルに合ったバランスを意識することが大切です。
経済産業省 資源エネルギー庁冬季の省エネ・節電メニュー
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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