幼なじみのお母さんの訃報を受け、久しぶりに参列した通夜。悲しみの気持ちを胸に向かったはずが、会場に着いたころには汗だくで息も絶え絶え……。体力の衰えや段取りの甘さを、しみじみと感じる出来事でした。冠婚葬祭の場で恥ずかしい思いをしないようにと強く誓った日のエピソードです。
急な訃報と、久々の通夜への参列
1年前の冬、幼なじみのお母さんが亡くなったという知らせを受けました。突然の訃報に驚きつつ、幼いころにお世話になった思い出がよみがえり、迷わず通夜に参列することに決めました。
実家のある地域の葬儀場だったため、電車と徒歩で向かえる距離。「駅から徒歩15分」という案内を見て、喪服とヒール姿のまま歩くことにしたのですが、これが完全な判断ミスでした。
坂・坂・坂…まさかの登山ルートだった
駅を出て数分歩いたところで、いきなり急坂が目の前に現れました。イヤな予感がしつつも、「15分なら大丈夫」と自分を励ましながら歩みを進めます。ところが、坂は終わるどころか続く一方。
最後は山の上のような高台にある葬儀場を目指すため、上り坂と階段を組み合わせた“ミニ登山コース”に突入しました。
私が必死になって歩いている横で、何台もタクシーが通り過ぎます。それを見て気付いたのは、私より若い参列者が迷いなくタクシーに乗っている姿。
気合いと根性だけで歩いているのは、どう見ても私ひとり。冬の冷たい空気のはずなのに、額から汗が噴き出し、背中までじんわり湿っていくのがわかりました。
汗だくで会場入りし、まさかの心配をかける
ようやく葬儀場に到着したとき、私は完全に息が上がり、髪も前髪も湿って散々な状態でした。
受付を終えて座席に向かう途中、久しぶりに会った幼なじみに声をかけられたのですが、開口一番「大丈夫? 体調悪いの?」と心配されてしまいました。
本来ならお悔やみの言葉を伝える場面で、逆に私のほうが気づかわれてしまうという失態。いい年をして、こんな場面で周囲に余計な心配をかけてしまったことが、後から恥ずかしくてたまりませんでした。
まとめ
今回の出来事は、冠婚葬祭の基本を軽く見ていた自分への大きな反省になりました。場所の確認や移動手段の確保も含めて、きちんと準備するのが大人のマナーなのだと実感しました。
悲しみの席だからこそ、余計な心配をかけないように。これからは場にふさわしい振る舞いができるよう、しっかり整えて向かおうと心に決めた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:大野肉美/40代女性。2015年、2019年生まれの女の子のアラフォー母。育児の傍ら在宅ワークをおこなう。趣味はK-POPや音楽活動。日常生活のクスっと笑えるエピソードを読んだり聞いたりするのが大好き。モットーは「一日一笑」。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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