ローマという街には、長い歴史と美意識が自然に息づいている。その中心に、イタリアを代表する名車が集結する。2026年4月16日から19日にかけて開催される第1回「アナンタラ・コンコルソ・ローマ」は、ローマ中心部にイタリアの歴史的名車約70台を迎え、デザイン、ホスピタリティ、美食というイタリア文化の魅力を総合的に祝う三日間の祭典として幕を開ける。
【画像】アナンタラ・コンコルソ・ローマにル・マンで優勝を果たしたフェラーリ3台が登場(写真8点)
舞台となるのは、ヴィラ・ボルゲーゼ庭園内に佇む歴史的建築カシーナ・ヴァラディエールと、隣接する円形広場ピアッツァ・ブカレスト。ローマの景観を背景に、イタリアが誇るカーデザインとエンジニアリングを体現する車両がショーフィールドに並ぶ。このイベントで示されるのは名車の価値だけではない。イタリアのライフスタイルに根差す美意識と社交文化、すなわち”ラ・ドルチェ・ヴィータ”という考え方そのものだ。
とりわけ注目されるのは、ル・マン24時間レースにおけるフェラーリの勝利を象徴する三台である。1965年の総合優勝によってフェラーリに六連覇をもたらした250 LM、1963年に”オール・イタリアン”の勝利を成し遂げ、翌1964年にも連続優勝を果たした275P、そしてハイブリッドパワートレインとV6エンジンを備え、現代耐久レースで三年連続優勝を達成している499P。これらは、フェラーリの国際レースにおける継続的な成功と技術進化を示す存在である。
250 LMはノース・アメリカン・レーシング・チームによって出走し、プライベート・レーシングチームによるフェラーリとして総合優勝を果たした数少ない例のひとつとして歴史に残る。275Pはもともと250Pの一台として誕生し、1963年ル・マン参戦時に修理中シャシーの代替として投入され、完全なイタリア体制による勝利を実現。その後275P仕様へとアップグレードされ、翌年も頂点に立った。499Pはフェラーリ自身が「最先端技術のラボラトリー」と位置付ける車両であり、現代モータースポーツを象徴する存在となっている。
本イベントは、実は2025年4月のフランシスコ教皇逝去により初開催が延期されたという経緯を持つ。そしてその一年後、より洗練され、規模を拡大した形で実現することになった。従来のカシーナ・ヴァラディエールに加え、ピアッツァ・ブカレストまで会場を拡張。世界最高峰のイタリア車が一堂に会し、それぞれの車に刻まれた歴史を、来場者が直接体感できる舞台として完成度を高めている。
プログラムは4月15日のオプション体験から始まる。早期到着のオーナーや招待ゲストには、市内観光や厳選されたショッピング体験が用意される。16日夕刻にはアナンタラ・パラッツォ・ナイアディ・ローマ・ホテルのルーフトップでウェルカムレセプションを開催。
17日午前には参加車両によるパレード”ジーロ・ディ・アナンタラ”が共和国広場ピアッツァ・デッラ・レプッブリカを出発し、ローマ市内を巡行する。その後、ヴィラ・ボルゲーゼ内カシーナ・ヴァラディエールに設けられるポップアップ・トラットリアでのディナーが一日を締めくくる。
18日にはコンコルソ参加車両の審査が行われ、シャンパーニュレセプションやオーナーズ・マーキーでのランチ、VIP向け観光プログラムも実施。ショーフィールドはデイパス購入者にも開放される。夜にはパラッツォ・ブランカッチョでコンコルソ・セレブレーション・ディナーが開催される。
最終日19日は午後に授賞式を実施。各クラスの優勝車および準優勝車が表彰され、フィナーレとして第1回ベスト・オブ・ショー・トロフィーが授与される。
主催はアナンタラ・ホテル&リゾート。UBSがプレゼンティングパートナーを務め、リシャール・ミルとロクトンがイベントパートナーとして参加する。ローマ市政府ローマ・カピターレの協力のもと、拠点となるアナンタラ・パラッツォ・ナイアディ・ローマを中心に展開。VVIPウィークエンド・チケット、ホテル滞在、特別なダイニング体験、プレミアアクセスを含むパッケージが用意される。さらに95ユーロからのデイパス、宿泊付き・宿泊なし双方のウィークエンドパスも販売される。
歴史、芸術、社交、そして車。これらすべてを体験できる新たな舞台として誕生するアナンタラ・コンコルソ・ローマ。名車を眺めるだけでは終わらない、都市と文化を味わう時間が、ローマの春に新しい記憶を刻む。
The Anantara Concorso Roma
https://www.anantaraconcorsoroma.com/en/
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