2月17日(火) 4:20
「電気・ガス料金負担軽減支援事業」とは、物価高に対する国の施策の1つです。2025年夏にも電気代・ガス代の補助が実施されていましたが、家庭の電力使用量が大きくなる1月から3月にかけて、再度補助が行われています。
この事業は、国が値引きの原資を電気・都市ガスの小売事業者に提供することで、企業や家庭の利用者も値引き後の料金で電気やガスを利用できる仕組みです。
事業者によって毎月の料金から使用量に応じて値引きされることになっているため、一般家庭における事前の申請などは不要となっています。ガス料金の補助については、今回は都市ガスのみとなり、プロパンガスは対象になりません。
「電気・ガス料金負担軽減支援事業」による値引単価は、表1のようになっています。
表1
| 1月使用分 | 2月使用分 | 3月使用分 | |
|---|---|---|---|
| 電気(低圧) |
4.5円
/キロワットアワー |
4.5円
/キロワットアワー |
1.5円
/キロワットアワー |
| 電気(高圧) |
2.3円
/キロワットアワー |
2.3円
/キロワットアワー |
0.8円
/キロワットアワー |
| 都市ガス |
18.0
/立方メートル |
18.0
/立方メートル |
6.0円
/立方メートル |
出典:経済産業省資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」を基に筆者作成
例えば、1月使用分の電気(低圧)の値引単価は1キロワットアワーあたり4.5円なので、電気使用量が300キロワットアワーだと電気代が1350円安くなる計算です。
世帯人数別の値引額がいくらぐらいになるのか、確認してみましょう。
東京都環境局が発行した「家庭の省エネハンドブック」に掲載されている平均的な家庭(戸建住宅)の1月と3月の電気使用量とガス使用量を基に、値引き額を表2にまとめました。
電気は一般家庭向けの「低圧」の値引単価を使用しています。
表2
| 1月 | 3月 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 電気 | ガス | 電気 | ガス | |||||
| 使用量 | 値引額 | 使用量 | 値引額 | 使用量 | 値引額 | 使用量 | 値引額 | |
| 1人世帯 |
315
キロワットアワー |
1417.5円 |
29.8
立方メートル |
536.4円 |
262
キロワットアワー |
393円 |
22.9
立方メートル |
137.4円 |
| 2人世帯 |
443
キロワットアワー |
1993.5円 |
49.8
立方メートル |
896.4円 |
344
キロワットアワー |
516円 |
38.7
立方メートル |
232.2円 |
| 3人世帯 |
508
キロワットアワー |
2286円 |
65.7
立方メートル |
1182.6円 |
400
キロワットアワー |
600円 |
50.7
立方メートル |
304.2円 |
|
4人世帯
以上 |
563
キロワットアワー |
2533.5円 |
72.6
立方メートル |
1306.8円 |
417
キロワットアワー |
625.5円 |
60.9
立方メートル |
365.4円 |
出典:東京都環境局「家庭の省エネハンドブック」を基に筆者作成
自分の家の使用量と比較してみるとよいでしょう。
2026年1月から3月にかけて、国は物価高に対する施策として「電気・ガス料金負担軽減支援事業」による電気代とガス代の補助を行っています。
これにより、毎月の料金から電気・ガスの使用量に応じて値引きされるため、今回のように「明細にマイナス数千円の記載がある」という人もいるはずです。世帯人数別の電気・ガスの平均使用量と値引額を、自分の家と比較してみるとよいでしょう。
経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援
東京都環境局 家庭における対策 2025家庭の省エネハンドブック
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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