黒島結菜の主演で湊かなえの同名小説を実写映画化する「未来」の本予告、本ポスターが公開、併せて物語の核心となる「未来のわたし」の声を西野七瀬が担当することが発表された。
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原作は7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われている今日の日本の奥に潜むネグレクト、ヤングケアラー、性暴力など、“見えない声”を掬い上げ、社会の片隅で押し殺されてきた現実をスリリングで切実な物語として描き上げた集大成的傑作だ。「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督が、社会の陰に埋もれた痛みと、そこに差すかすかな光を描きながら、観る者の心を揺さぶる“罪と希望”のミステリーに仕上げた。
複雑な家庭環境で育ちながらも、教師になる夢を叶えた篠宮真唯子。彼女の教え子・佐伯章子のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は、「20年後のわたし」。返事を書くことで、父の死や、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の恋人からの暴力、いじめ、そして信じがたい事実に追い詰められていく。絶望の果て、禁断の計画を立てる章子。そんな章子を救おうとする真唯子は、社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。
主演の黒島を筆頭に、新鋭・山﨑七海、さらには坂東龍汰、細田佳央太、近藤華ら次世代の実力派。そして、彼らを支える松坂桃李、北川景子という豪華キャストが集結。湊かなえ史上「最も過酷」な世界観のもと、実力派が魂をぶつけ合う。描かれるのは、単なるミステリーを超えた、“大切な人を必死に守ろうとする者たちの愛”に溢れた、救いの物語だ。
公開された本予告は、主人公・真唯子(黒島結菜)の教え子である章子(山﨑七海)が放つ、「この世界は、狂ってます―」という衝撃的な一言で幕を開ける。映像では父(松坂桃李)の死、世の中に対して心を閉ざした母(北川景子)との生活、そして母の新しい恋人からの理不尽な暴力にさらされる章子の姿が、痛々しくもリアルに描かれる。さらに映像には、「未来のわたし」から届いた手紙に記された「光ある未来が待っています」という言葉を支えに生きようとする章子を、あざ笑うかのように追い詰めていく現実が映し出される。
やがて、父が隠していたある“秘密”の存在が示唆され、さらなる悲劇に直面した章子が、ついに禁断の計画へと踏み出していく様子が描かれる。教え子を救おうと駆けつける真唯子に対し、「なんで今なのよ!」と怒りをぶつける章子の叫びも、切実な感情とともに響き渡る。そして、章子を「あなたを守りたかった」と強く抱きしめる母の姿、真唯子が章子を抱き寄せる姿が重なり合い、痛いほどの“愛”が観る者の胸に迫ってくる果たして、誰が章子を守るのか――。章子が見つけ出す“答え”を観る者に問いかける。
さらに、物語の核心となる「未来のわたし」は、姿を見せず、声のみの存在だ。この重要な役割を担うのは、透明感のある声と繊細な表現力で作品世界に静かな光を差し込む西野七瀬。「少年と犬」に続いて瀬々監督作品への参加となった西野は、悲しみの底にいる章子を励まし、絶望の淵に立つ彼女の心を支える存在として、「未来のわたし」を演じている。予告ラストの「この手紙が、あなたの人生のささやかなエールとなりますように」という祈りにも似た言葉は、澄んだ響きとともに、物語に差し込む微かな“救い”を予感させる。
そして、本ポスターには、まっすぐに正面を見据える強い眼差しの真唯子と伏し目の章子、そして「誰が、少女を守るのか――。」というコピーが添えられ、痛烈な問いを突き付ける。さらに、2人の周囲には、それぞれの想いを秘めた5人の姿が並び、“守ろうとする者たち”の想いが静かに浮かび上がる。映画は5月8日から公開。
■西野七瀬コメント
以前映画でご一緒させていただいた瀬々監督からお声がけいただき、参加できたことが嬉しかったです。
「"20 年前のわたし"に語りかける」という役柄は、監督と色々な表現を試しながら作り上げることができました。
どうしようもできない環境にいながらも、それぞれが勇気を出して現状を変えようと動く姿に心を打たれました。
そんな物語の中で、この手紙の存在が"ささやかな希望"になっていたら嬉しいなと思います。
【作品情報】
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未来
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