手取り20万円のごく普通のOLだったにもかかわらず、起業からわずか半年で“月商100万円”を達成したLutzの三浦さやか氏。現在は、お金を生み出すパラレルキャリア(複業)の専門家として活動する同氏に「お金の稼ぎ方」のポイントを聞いた。
お金のある人生を叶えるためには…
×:給料だけでなんとかしようとする
○:複業・起業などで 複数の収入源を持つ
物価高騰が続く中、給料だけでなんとかしようとするのは茨の道。三浦氏は「複業・起業などで 複数の収入源を持つことが重要」と指摘し、次のように続けた。
「今の時代、組織に勤めているだけではリスクが大きいことは、多くの人が実感しているはず。だからこそ、収入源の複線化は“もしもの備え”ではなく、“日常をより豊かにするための攻めの戦略”として考えるべきです」
複数の収入源を持つことのメリットは、単にお金を増やすだけではないとも。
「複業や起業に挑戦すると、経営者視点が身につき、本業の成果も上がります。限られた時間で最大の効果を出そうとするので、自然と優先順位のつけ方や時間の使い方が磨かれ、無駄を減らすことができる。
1つの収入源だけに頼らず、複数の収入源を持つことは、単なる金銭的なゆとり以上の意味を持ちます。それは時間の自由、行動の選択肢、そして人生全体の安定感を手に入れる手段でもあります」
副業を始めるときは…
×:複業は自分で検索して試してみる
○:すでに実践している人から話を聞いて始める
副業を始める際、まずは自分で調べてみるという人が多いだろう。だが、三浦氏は「“自己流は事故る”原因」だと警鐘を鳴らす。
「私もかつて、物販や講師業を始めるときに、まず独学で調べて動きました。しかし、利益はわずかで、モチベーションが長く続きませんでした。そんな経験を経て気づいたのは、“すでに実践している人から直接話を聞くことが、成功への早道”という事実です。
ピアノや水泳などで独学のままプロになれる人がほとんどいないのと同じで、ビジネスも自己流では限界がある。むしろ、間違ったやり方を続けて時間とお金を失ってしまう可能性が高いと思います」
複業を始めるなら、次の4ステップがおすすめだという。
①興味のある分野を1つ決める(興味が大きいほど、学びや行動が苦にならない)
②実践者に会える場を探す(セミナー、交流会、オンラインコミュニティなど)
③直接話を聞く(成功の背景や失敗の理由を具体的に聞き取る)
④小さく試す(教わったことの中で、すぐできる1つを実践する)
「学べる環境に飛び込んだり、信頼できる師匠や先生(=経験者)を見つけたりすることが大切です。経験者は、一般論ではなく“現場で通用するやり方”を具体的に教えてくれます」
興味のある分野を見つけるときは…
×:「好きなこと」を自分で見つけようとする
○:好き・得意を10人に聞いて棚卸しする
副業につながる興味のある分野は、自分で見つけるよりも、周りの人に聞いた意見を元に考えるのがいいという。
「『好きなことを自分で見つけなければならない』と思い込みがちですが、実際には好きや得意は自分では気づきにくいもの。私自身も、“自分のことは自分が一番わかっていない”と実感したことは何度もありました」
ここで大切になるのは、聞く人数。
「1人や2人に聞くだけだと、その人との関係性や価値観に大きく左右されてしまいます。たとえば、親しい友人なら“優しいところ”と答えてくれるかもしれませんし、同僚なら“几帳面で仕事が早い”と評価してくれるかもしれません。どちらも正しいかもしれませんが、その人の立場や経験を通した一面にすぎないのです。
そのため、1人や2人の意見に頼ると『自分の本当の強みはこれだ』と早合点してしまい、方向を誤る可能性がある。そこで私は、必ず10人以上に聞くことをすすめています。数を重ねると、バラバラに思えた意見の中から、不思議と同じキーワードやニュアンスが浮かび上がってくると思います」
お金を稼ぐ目的は…
×:お金は生活費や欲しい物を得るために稼ぐ
○:価値を生み出すことに対する対価として稼ぐ
何のためにお金を稼ぐのか。自問するのも大事なポイントだ。
「ここで自問してほしいのは、“自分にとってお金とは何か?”ということです。多くの人が生活費や欲しい物のために稼ぐと考えるのではないでしょうか。OL時代の私も、『お金は生活費や欲しい物を得るために稼ぐもの』と考えていました。給与が入れば家賃や食費、光熱費に充て、余った分で欲しい洋服や旅行を楽しむ。
それが当たり前であり、それ以上でも以下でもないと信じていました。だからこそ、給与が増えなければ『もっと節約しなければ』と思い込み、“お金=生活の維持に必要なもの”としか見ていませんでした」
だが、実際に独立して働くようになってから、この考え方が大きく変わったという。
「お金は単なる生活費の源泉ではなく、“自分が誰かに提供した価値の対価”だと実感するようになったのです。たとえば、講座を開催して参加者の方から『わかりやすかった』『勇気が出た』と言っていただいたとき、その喜びと一緒にお金が手元に届く。そこには単なる数字以上の意味がありました。『誰かの役に立てた』という実感こそが、お金を受け取る本当の力になるのだと学んだのです。
生活費や欲しい物のためだけに稼ぐという視点では、いつまでも不安と隣り合わせですが、“価値を生み出した対価”として受け取るとき、お金はただの紙幣や数字ではなく、人生を前向きに動かすエネルギーに変わりました。この意識を持てるかどうかが、豊かさを決定づける分かれ道になると思います」
実際に副業をするときは…
×:1人で全部をこなそうとする
○:得意な人と協業しながら仕組み化していく
働き方と人生の質を劇的に変えるには、“1人で全部こなそうとする”から、“得意な人と協業しながら仕組み化する”へのシフトが大切とも。
「私自身、業務を仕組み化するようになってから、受講者数が増えても質を落とさず対応できるようになりました。以前は10人でも精一杯でしたが、今では100人規模の講座でも安心して運営できています。これは単に人に任せただけではなく、“仕組みとして任せられる形”を整えたからこそ実現できました」
協業するときのポイントは、「自分の得意を活かし、相手の得意を活かす」こと。
「私は受講生に直接向き合い、場を盛り上げたり伝えたりすることが得意です。一方で、細かい作業や資料の整理を得意とする人もいる。それぞれの強みを組み合わせれば、1人では実現できない規模や質のサービスが生まれると実感しています。
独立直後の私は『全部自分でやらなければならない』と強く思い込んでいました。一見、誠実で責任感のある態度に見えますが、長期的には効率を下げ、心身の余裕を奪い、成長の機会まで狭めてしまいます。逆に、協業と仕組み化を取り入れることで、成果も時間のゆとりも大きく広がることができますよ」
【黒田知道】
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