2月14日(土) 4:00
いとこの結婚式に招待された際、ご祝儀として「5万円」を包むのは多すぎるのではないか、と不安に感じる方もいるかもしれません。結論から申し上げますと、いとこへのご祝儀の目安は一般的に「3~5万円」とされ、5万円を包むことは決して不自然ではありません。
そのほか、甥や姪の場合は3~5万円、兄弟姉妹であれば3~10万円が目安であり、いずれも3万円以上は用意しておきたいところです。しかし、以下の3つのケースに該当する場合、5万円を包むのは適切な判断といえます。
(1)自分の年齢が30代後半~40代以上の場合
社会的な立場や収入を考慮し、特に年下のいとこであれば多めにお祝いをするとよいかもしれません。
(2)特に関係が深い場合
幼少期から兄弟姉妹のように育った、あるいは頻繁に交流があるなど、特別な感情がある場合は、相場に上乗せすることが考えられます。
(3)過去に自分が多めに頂いた場合
自分の結婚式で、そのいとこ(あるいはその家庭)から5万円を頂いているなら、同額を返すのがマナーです。
「5万円」という数字は、2で割り切れない奇数であるため、結婚祝いにおいて「別れない」という意味で縁起がよいとされており、金額面でもマナー面でも問題はないでしょう。
一般的に1人で出席する場合は「3万円」がベースとなりますが、夫婦で招待された場合は話が変わります。夫婦2人の場合、基本的にご祝儀は「2人の合計額」として、連名で1つの祝儀袋に包みます。夫婦でいとこの結婚式に出席する場合の相場は「7~10万円」ほどとされています。
この金額の根拠は、披露宴での飲食代と引き出物などの実費にあります。一般的に、ゲスト1人の食事・飲み物代が2万円程度、引き出物が5000円前後と見積もられます。夫婦2人なら、それだけで5万円前後のコストがかかる計算です。
そのため、夫婦で出席して5万円を包むのは、新郎新婦側の負担を考慮した「最低限のマナー」ともいえるラインでしょう。もし自分が既婚者で、今回は1人で出席する場合であっても、相手との関係性によっては「世帯としてのお祝い」として5万円を包むことで、より丁寧な印象を与えることができると考えられます。
金額面での相場を把握することは大切ですが、親族の結婚式において重視すべきは「親族独自のルール」です。親族間では「いとこ同士は一律〇万円」や「独身のうちは〇万円」といった独自の申し合わせがあることも珍しくありません。
自分だけが相場より多く包んでしまうと、他の親族たちが「少なすぎたのではないか」と肩身の狭い思いをしたり、新郎新婦側がお返しの選定に困ったりすることもあります。
まずは自分の両親に「他の親戚はどうしているか」「以前の親戚の結婚式ではいくら包んだか」を確認するのが確実です。もし親戚間での付き合いが希薄で相談が難しい場合は、一般的な相場である3~5万円の範囲内で、自分の家計に無理のない金額を選びましょう。
いとこの結婚式に「5万円」のご祝儀を包むことは、相場から大きく外れる金額とはいえず、関係性や立場によっては適切な選択肢と考えられます。一般的な目安は3万円ですが、自身の年齢や出席形態、そして何より「お祝いしたい」という気持ちが、金額の最終的な決め手となります。
お金のことはデリケートで不安になりがちですが、大切なのは「新郎新婦の門出を祝う」という本質です。相場をひとつの目安にしつつ、親族間での調和を考慮して金額を決めれば、自信を持って当日を迎えることができるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
【関連記事】
妹の結婚式に夫婦で「5万円」のご祝儀を用意しました。妻に「1人3万円が常識でしょ?」と言われましたが、6万円だと割り切れるからダメですよね? いくらにすべきなのでしょうか?