AIによるハリウッドIP侵害を追跡する「賞金稼ぎ」サービスが登場

新たなサービスが始動

AIによるハリウッドIP侵害を追跡する「賞金稼ぎ」サービスが登場

2月14日(土) 19:30

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AIモデルが映画やアニメの著作権コンテンツを無断で生成する問題が日常化するなか、それを取り締まる新たなサービスが動き出し た。スタートアップ「LightBar」は、一般のネットユーザーを動員してAIによるハリウッドIP侵害の事例を発見・報告させるサービスを立ち上げたと、米デッドラインが報じている。

「LightBar」のビジネスモデルはユニークだ。一般のネットユーザーを「研究員」として動員し、AIモデルが著作権で保護されたコンテンツを生成できてしまう事例を見つけ出す。いわばハリウッドIPの「賞金稼ぎ」で、有効な報告1件につき最大2ドル以上の報酬が支払われる。「LightBar」の少人数のチームが報告内容を検証し、証拠として蓄積していく仕組みだ。

すでにパラマウントやワーナー・ブラザース・ディスカバリーのコンテンツでテストを実施しているという。

創業者はフィンテック出身で、前の事業で5000万ドル(現在のレートで約78億円)を調達した経歴を持つ。匿名を希望しているが、米デッドラインはその身元を把握している。起業のきっかけは、2025年3月にChatGPTのユーザーがスタジオジブリ風のコンテンツを大量に生成し社会現象となったことだった。AIが創作物を無断で利用し続ければ、かつて音楽業界を揺るがし訴訟で消滅したナップスターと同じ運命をたどる可能性があると、創業者は警告している。

「LightBar」が最終的に目指すのは、スタジオとAI企業の間に立つ仲介者の役割だ。たとえばディズニーはOpenAIと10億ドル(約1550億円)の契約を結び、動画生成AI「Sora」で「アナと雪の女王」のエルサなどのキャラクターを生成できるようにした。「LightBar」はこうした提携において、自社のAIモデルでスタジオのコンテンツを監視し、適正な対価が支払われているかをリアルタイムで確認する役割を担いたいと考えている。

「LightBar」の技術はまだ大規模な実証には至っておらず、スタジオ側が自前で同様のツールを開発する可能性もある。しかし、AI企業に対するハリウッドの反撃が本格化しつつあるのは確かなようだ。

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ソースURL: https://deadline.com/2026/02/lightbar-bounty-hunters-ai-disney-google-1236715436/

【作品情報】
アナと雪の女王

Photo by Samuel Boivin/NurPhoto via Getty Images
映画.com

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