「正直、死ぬかと思った」“黄色のセンターライン無視”の強引追い越し…配送ドライバーが遭遇した“違法あおり運転”の結末

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「正直、死ぬかと思った」“黄色のセンターライン無視”の強引追い越し…配送ドライバーが遭遇した“違法あおり運転”の結末

2月13日(金) 15:52

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日本の場合、一般道のセンターラインは、黄色の実線、白の実線と破線の3種類。このうち線をはみ出しての追い抜きが可能なのは白の破線のみ。同じ白でも実線は追い越し可能だが、センターラインをはみ出るのはNGで、黄色の実線は追い越し自体が禁止されている。自動車免許を持っている方なら誰もが知っているはずだ。

ちなみに内閣府『令和7年版交通白書』によると、24年における追い越し・通行区分違反の取り締まり件数は、14万107件。通行区分違反とまとめての数字になっているとはいえ、これは同年の駐車違反件数にほぼ匹敵する数だ。実際、目撃したことがある人、自分の運転する車が違法な追い越しに遭ったという方も多いだろう。

会社への報告を恐れて安全運転を心がけているが…

「私は配送ドライバーをしているのですが、プライベートでの事故はもちろん、違反きっぷを切られた場合も会社への報告義務があるんです。だから、仕事を離れても変わらず安全運転。ノロノロ運転ではなく制限速度の上限近くなのですが、それでも運転中は追い抜かれてばっかりですね……笑」

そう語るのは、チェーン系スーパーの配送ドライバーをしている津島亮介さん(仮名・46歳)。自宅と職場の配送センターは同じ市内だが、距離があるため、朝夕の混雑する時間帯は抜け道を使うようにしているようだ。

しかし、急いでいる車が多く、その時間帯のスピード違反は当たり前。そのため、制限速度を守る彼の車はこうしたドライバーたちから日常的に煽られているとか。

「若い時は『ふざけんなよ!』とか毎回腹を立てていましたけど、配送の仕事をはじめてからは、キレてトラブルを起こしたら失うものが大きいこともあり、業務を通じて慣れました。だから今は自分の感情を乱されるようなことはなくなりましたね。友人からは『悟りの境地だな』ってイジられてますけど(笑)」

追い越し禁止の道路であおり運転をしてくる軽自動車

半年ほど前の初夏の某日、夕方で仕事を終えた津島さんはいつものように自宅に向けて車を走らせていた。抜け道として利用している住宅街の道路に入ると、後ろの白い軽自動車が車間距離を詰めてきたそうだ。

ちなみにこの道路のセンターラインは、追い抜き禁止の黄色の実線。煽られているのはわかっていたが、車を端に寄せて先に行かせるようなことはしなかったという。

「センターラインが白の破線なら抜きやすいように車を端に少し寄せますが、この道路で追い抜きは認められていません。そこまでする必要はないと思いました」

黄色ラインを無視して追い抜こうとしたら対向車が…

しかし、はやる気持ちは抑えきれなくなったのか、軽自動車は対向車線に車を出して一気に加速。ところが、不運にも対向車がやってきたのだ。

「このタイミングで追い抜こうとしたのでビックリしました。対向車もかなり焦ったのか、急ブレーキを踏んでましたし、軽自動車も相当慌てたと思います。私も感覚的に『あっ、ぶつかる!』と咄嗟にブレーキをかけて車を左に寄せてました。私が速度を落としたことで軽自動車は対向車との正面衝突を回避し、なんとか私の車の前に出ることができましたが、車体の右側を少し擦ったみたいです。

正直、一瞬『死ぬかもしれない』とすら思いました。大きな事故になることが頭によぎったので、結果的にこちらに被害が及ばず、軽自動車もあの程度で済んだのは不幸中の幸いだと思います。対向車にとってはとんだとばっちりでしたけどね……」

追い抜こうとしたのは20代女性

どちらの車も大事には至らなかったため、そのまま帰宅したというが、『あそこまでヒヤッとしたのは久々』と振り返る。

「軽自動車が横に並んだ瞬間、チラッと見たら、運転していたのは20代くらいの若い女性。余程急いでいたのかもしれませんが、黄色の車線での追い越しは本当に危ないですよ。たぶん、あの状況だと対向車との過失割合が10対0の可能性もあるでしょうし……。私もこの一件以来、その道路を通るのがトラウマってほどじゃないですけど、もらい事故に遭いたくないので多少時間はかかっても片側2車線ある大きな通りを使うようにしています」

煽られた挙句、事故にまで巻き込まれてしまったらたまったものではない。追い抜き禁止の道路でのルールの順守は当然だが、警察にも一層の取り締まりをお願いしたいものだ。

<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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