ヨルゴス・ランティモス監督が、『ミッドサマー』(19)のアリ・アスターと『パラサイト 半地下の家族』(19)の製作陣をプロデューサーに迎え生みだした誘拐サスペンス『ブゴニア』(公開中)。今回、本作より全6種のアートポスターと、監督のこだわりを明かす特別映像が解禁となった。
【写真を見る】劇中のキーワードが散りばめられたアートポスターが到着
『哀れなるものたち』(23)で一躍映画ファン最注目の監督となったランティモスが、アスター、『パラサイト 半地下の家族』製作チームとタッグを組み、韓国のカルト映画『地球を守れ!』(03)を現代的なエンタメ作にリメイク。人気絶頂のカリスマ経営者ミシェル(エマ・ストーン)の誘拐事件から物語は始まる。犯人は、彼女の会社の末端社員として働く傍ら、「ミツバチ」も飼育しているテディ(ジェシー・プレモンス)と、その従弟ドン(エイダン・デルビス)だった。陰謀論に心酔する2人はミシェルが「地球」を侵略しにきた宇宙人と信じ込み、地球から手を引くよう要求する。荒唐無稽かに思えた誘拐劇だったが、互いに命がけの駆け引きは、誰も予想しえなかった衝撃の終末へと突き進んでいく。
このたび公開されたのは、劇中のキーワードが散りばめられているが、その意味はまったく予測不能なアートポスター。ミシェルの顔を埋め尽くす「ミツバチ」の羽の上をシュールに自転車で走るテディに、宇宙に漂う「地球」模様のミシェルと「地球」にすっぽりはまったテディ。さらに、羽を唇に見立てた一枚や、月の満ち欠けと鎖の円環も。
そして、アートポスターの公開にあたり、本作の日本版ポスターを手がけたグラフィックデザイナー、大島依提亜から絶賛コメントも到着。ランティモス作品への参加を熱望していたという大島は、「我々の度肝を抜く奇想と物語で常に新たな領域を切り拓いてきたランティモス作品ですが、Marmatakisさんのポスターもまた同等のインパクトをもって発信され続けていることは、驚嘆に値します。そして最も驚くべきなのは、映画とデザインというそれぞれ異なるメディアにおいて別種の『新しさ』を更新し続けながら、互いが常に共鳴し合っている点です」と、『籠の中の乙女』(09)以降すべてのランティモス作品のポスターデザインを手がけてきたデザイナー、Vasilis Marmatakisへの敬意と本作への愛溢れるメッセージを寄せた。
さらに、本作最大のこだわりをランティモス監督が自ら語る<映画『ブゴニア』60秒映画講座>映像も解禁に。「満喫するには映画館で観るのがベストだ」と観客へラブコールを送る特別な映像となっているのでぜひチェックしてほしい。
また、数々の話題作とコラボーションを行うGEEKS RULEと本作のコラボキャンペーンも決定。映画のロゴに、映画のキーとなる「ミツバチ」がオリジナルイラストで書き下ろされ、GEEKS RULEらしい90sライクな映画Tシャツに仕上がっている。
「ミツバチ」や「地球」などポスターにも散りばめられたキーワードは物語のなかでどのように繋がっていくのだろうか?本年度アカデミー賞4部門にノミネートされ、世界中から熱い視線が注がれている本作をぜひ劇場で目撃してほしい。
■<グラフィックデザイナーコメント>
●大島依提亜(グラフィックデザイナー)
「いつか日本版で関わることを夢見ていたヨルゴス・ランティモス監督作品。ついに念願かなって、この『ブゴニア』で担当することになり、感無量です。もちろん監督の作品そのものに強く魅了されてきましたが、一デザイナーとして、『籠の中の乙女』以降すべての作品のポスターデザインを手がけてきたVasilis Marmatakisさんの存在も、自分のなかではかなり大きいと感じています。映画が制作されるたびに、我々の度肝を抜く奇想と物語で常に新たな領域を切り拓いてきたランティモス作品ですが、Marmatakisさんのポスターもまた同等のインパクトをもって発信され続けていることは、驚嘆に値します。そして最も驚くべきなのは、映画とデザインというそれぞれ異なるメディアにおいて別種の『新しさ』を更新し続けながら、互いが常に共鳴し合っている点です。この『ブゴニア』のために制作されたMarmatakisさんによる新たな6点のポスター。ぜひ映画をご覧いただき、その共鳴具合を確かめてください」
文/鈴木レイヤ
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