「Mr.BOO!」シリーズなどで知られる往年の大スター、マイケル・ホイとスタンダップ・コメディアンで俳優のダヨ・ウォンが32年ぶりに共演した「破・地獄(原題)」が、邦題を「旅立ちのラストダンス」として5月8日からTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開が決定した。併せてメインビジュアルと本予告が披露された。
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【動画】風間杜夫が映画予告編を初ナレーション「旅立ちのラストダンス」本予告
本作は、2024年秋に香港で公開され大ヒット、ロングラン上映となり、香港映画歴代興収No.1を記録。「家族」「伝統」「死生観」という普遍的なテーマを丁寧に描き、幅広い世代の共感を呼び、劇場では涙する観客が続出。批評家からも「2024〜25年において最も力強い香港映画」と称賛され、第43回香港電影金像奨では過去最多タイとなる18部門にノミネート、主要5部門受賞(主演女優賞、助演男優賞ほか)を果たし、第98回アカデミー賞国際長編映画賞香港代表にも選出された。
ウエディングプランナーのトウサンは、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、トウサンは様々な困難に直面する。最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠に認められることだった。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、2人の関係は最悪に。だがマン師匠と娘・マンユッ(ミシェル・ワイ)、その一家と関わるうちに、マン師匠へのわだかまりは徐々に消えていく。そしてトウサンは次第に、マン師匠が葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
遺された者を癒し慰める葬儀プランナー、トウサン役にダヨ・ウォンが扮し、死者の魂を弔うマン道士に、「Mr.Boo!」シリーズで日本でも一世を風靡したマイケル・ホイが息吹を吹き込んでいる。メガホンを取ったのは、アンセルム・チャン。「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場、遺体安置所でのロケを敢行。圧倒的なリアリティの中で、生と死、そして人と人との絆を描き出した。
ポスタービジュアルは、道教の葬儀儀式「破地獄(はじごく)」を執り行う道士の躍動感あふれる姿を捉えている。「その舞いは、死者と残された者の最後のお別れ。」というキャッチコピーが添えられ、弔いの儀式を通して、遺された者たちの魂もまた救われていく希望を想起させるデザインとなっている。
本予告のナレーションを担当しているのは、映画予告編のナレーションに初挑戦となった風間杜夫。風間は「人の死の尊厳と、その旅立ちを支える仕事の深さ。人生最後の特別な時に、故人と周囲の人々との背景を描きながら、それぞれの尊さを浮かび上がらせる。主人公の心情の揺れ動くさまが、さざ波のように観る者の心のひだに寄り添ってくる。“儀式の舞”が圧巻!」とコメントを寄せた。
不況によって葬儀業界へ転身した主人公のトウサン、そして昔気質の厳格な道士・マンと、その娘マンユッが、衝突しながらも儀式を通じて「生」の意味を見つめ直していく姿が描かれ、本編に期待が高まる映像に仕上がっている。なお、本作のムビチケは2月20日から発売される。
【作品情報】
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旅立ちのラストダンス
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