飯川雄大の過去最大規模の個展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで鑑賞者を巻き込む新作のインスタレーションも展示

飯川雄大《デコレータークラブ―配置・調整・周遊》2020年、「ヨコハマトリエンナーレ 2020」(PLOT48)での展示風景、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

飯川雄大の過去最大規模の個展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで鑑賞者を巻き込む新作のインスタレーションも展示

2月12日(木) 18:00

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神戸を拠点に活動するアーティスト飯川雄大(いいかわたけひろ)の個展『飯川雄大大事なことは何かを見つけたとき』が、2月28日(土)から水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。

記録という行為とそこからこぼれ落ちるものから生まれた「デコレータークラブ」シリーズでは、巨大なピンクの猫「小林さん」を野外や建物内に突如出現させたり、鑑賞者の移動や関わりによってオブジェや空間が変化したり。飯川の作品は常にユーモアをまといながらも「なぜ?(ここにあるのか、何が起きているのか)」が頭に浮かんでくる。

飯川雄大《デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん》2022年、彫刻の森美術館(神奈川県)での展示風景、Photo: Takafumi Sakanaka, courtesy of the artist

実は、時間の相対性や知覚のゆらぎに着目し、なにげない風景や身近な物事を注意深く観察する中で、人間の認識の不確かさを実感したり、社会で見過ごされがちな存在に目を向けたりすることをさりげなく促す作品となっている。ひっそりと何かに気づいてふふっと口元が緩んでしまうような体験だ。

今回は、飯川のこれまでの実践を包括的に紹介するとともに、情報の曖昧さや感覚の不完全さを新たな可能性として捉え直し、鑑賞者を巻き込む新作インスタレーションを展示する。それらの応答として現れる振る舞いは、人々が時を忘れ、夢中になって遊ぶ姿を思い起こさせる。その「遊び」の先では、場所や時間を超えたところで、いつか誰かが、見知った日常とは異なる光景に遭遇するかもしれない。思いもよらぬ出来事や体を動かしてみた人が感じたリアリティを、それを知らない他者に伝えることができるのか、その「可能性/不可能性」についても思いを馳せながらともに考える、そんな場になりそうだ。

飯川雄大《デコレータークラブ―新しい観客》2022年、「感覚の領域今、「経験する」ということ」展(国立国際美術館、大阪)と個展「デコレータークラブ:メイクスペース、ユーズスペース」(兵庫県立美術館)での連携実施、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

会期中にはアーティストトークなどイベントも多数あるので、美術館の公式ホームページをチェックしてから出かけよう。

<開催情報>
『飯川雄大大事なことは何かを見つけたとき』

会期:2026年2月28日(土)~5月6日(水・振)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(※ただし5月4日(月・祝)は開館)
料金:一般900円
公式サイト:
https://www.arttowermito.or.jp/

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