予約殺到の新型をオフロードで徹底チェック!ヤマハ WR125R"爆売れ"のワケ

WR125Rは豪快な着地でもひるまない。ロングストロークの前後サスと剛性の高いフレームが衝撃を吸収するからだという

予約殺到の新型をオフロードで徹底チェック!ヤマハ WR125R"爆売れ"のワケ

2月11日(水) 11:30

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WR125Rは豪快な着地でもひるまない。ロングストロークの前後サスと剛性の高いフレームが衝撃を吸収するからだという

WR125Rは豪快な着地でもひるまない。ロングストロークの前後サスと剛性の高いフレームが衝撃を吸収するからだという





ヤマハの新型オフロード「WR125R」に、予約が殺到。すでに年間目標台数に迫る勢いだという。ハンパねぇ......!!だが、この熱狂は果たして本物なのか?噂の新型マシンを、モーターサイクルジャーナリスト・青木タカオ氏がガチ試乗。爆発的人気の理由を徹底検証する!!

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【帰ってきた〝オフロードのヤマハ〟】 青木 ヤマハの新型オフロードモデル「WR125R」が1月30日に発売されました。昨年12月の発表(国内販売計画1300台)から間もないのに、すでに約1000台の予約が入っているそうです。

――人気の理由は?

青木 ファンが、ずっと待っていたんですよ!ヤマハは1968年の名車・DT1以来、〝オフロードのヤマハ〟として長年支持されてきました。中でも1985年登場のセローは、林道の奥へズカズカ入っていける頼れる相棒として、実に35年にわたり愛され続けた伝説モデルです。

――ふむふむ。

青木 ところが、厳しさを増す環境規制の波を受けてセローは2020年に生産終了。舗装路も未舗装路もこなす最高峰と称されたWR250Rも2017年に姿を消している。競技用モデルを除けば、ヤマハのオフロード車は〝空白期間〟が続いていました。

ヤマハWR125R ABS価格:53万9000円縦2眼ライトのフロントマスクは、昼間でも光量が求められる山林の細い道で、確かな視界を確保する

ヤマハWR125R ABS価格:53万9000円縦2眼ライトのフロントマスクは、昼間でも光量が求められる山林の細い道で、確かな視界を確保する





水冷SOHC4バルブ単気筒エンジンは、高回転までよどみなく回り、低中速でも駆動力が落ち込まない

水冷SOHC4バルブ単気筒エンジンは、高回転までよどみなく回り、低中速でも駆動力が落ち込まない





スマホ連携可能なマルチファンクションメーターなどクラスを超えた装備が満載。視認性の高さも抜群だ

スマホ連携可能なマルチファンクションメーターなどクラスを超えた装備が満載。視認性の高さも抜群だ





――そんな沈黙を破って登場したのが、WR125R?

青木 そうです。原付2種クラスながら、フロント21インチ&リア18インチのフルサイズホイールを採用しています。

昨春のモーターサイクルショーでは、車名も明かされない〝謎の車両〟として展示されていましたが、SNSを中心に大反響が巻き起こりました。そこへ満を持しての国内デビューですから、ファンが盛り上がらないはずがありません!

――今回、ガチンコ試乗したそうですね?

青木 福島県いわき市の「モトスポーツランドしどき」で、モトクロスコースも林道も、みっちり走り込んできました。ヤマハ発動機販売の松岡大司社長も開発陣と一緒に現地入りしていて、「ヤマハは生半可なことはしない!」と胸を張っていたのが印象的でした。



ヤマハ発動機販売の松岡大司社長(左)を直撃した青木氏(右)。現場では開発陣もロックオンし、納得するまで質問していた

ヤマハ発動機販売の松岡大司社長(左)を直撃した青木氏(右)。現場では開発陣もロックオンし、納得するまで質問していた





――松岡社長の言葉の背景には何があるんでしょうか?

青木 最近は四輪の街乗りSUVのように、〝オフロード風〟のルックスは立派でも、実際に悪路へ入ると性能はそこそこ......というバイクが増えています。舗装路での快適性や長距離性能は高いけれど、本格オフでは物足りないタイプですね。

そんな流れもあって、開発責任者の片野 航氏も、「オフロードを走れなければ意味がない」と言い切っていました。この言葉を聞いた瞬間、「オフロードのヤマハが帰ってきた!」と、アオキは胸アツに!

オフロードコースではジャンプ走行までこなし、その後は舗装路でも時間をかけて走り込んだ青木氏

オフロードコースではジャンプ走行までこなし、その後は舗装路でも時間をかけて走り込んだ青木氏





――実際、オフロードでの戦闘力はどんな感じで?

青木 モトクロスコースをガンガン攻め込んでも、WR125Rはビクともしない。公道用トレール(ナンバー付きで本格的なオフロードを楽しめるバイク)は保安部品で重くなりがちですが、このバイクは長い前後サスペンションと高剛性フレームが効いていて、ジャンプの着地も安定。アクセルを抜かず、気持ち良く前へ進めます。

――乗る人を選ぶバイク?

青木 シート高はオフロードモデルとしては低めで、難所でもしっかり足が届く安心感があります。エンジンは扱いやすさと力強さを高次元で両立していました。

片野氏いわく、「全域でトルクが落ちない可変バルブ機構がポイント」と教えてくれました。125ccで可変バルブとは、正直かなり贅沢。どの回転域からでも、力がスッと湧いてくる。

――オンロードでは?

青木 セロー同様、低速走行が得意で、山道をトコトコ進むのも大の得意。だから混雑した都市部でも扱いやすく、街乗りは軽快。幹線道路でもクルマの流れに余裕でついていけます。

――話をまとめてください。

青木 ビギナーのファーストバイクにも、ベテランのセカンドバイクにも最適なバイクです。気になっている人は、〝いつか欲しい〟じゃ遅い。売り切れ確実ですよ!!

撮影/中野英幸

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