「体重が減れば正義、増えれば悪」点滴のカロリーすら拒絶する摂食障害患者の歪んだ強迫観念【作者に聞く】

【ナース漫画】「摂食障害と心のケア」/画像提供:ナース専科

「体重が減れば正義、増えれば悪」点滴のカロリーすら拒絶する摂食障害患者の歪んだ強迫観念【作者に聞く】

2月11日(水) 21:47

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体重が減れば正義、増えれば悪と思い込む患者さん
【漫画】本編を読む

漫画家のアヤ(@aokitajimaru)さんは、看護師向けのWEBメディア「ナース専科」にて、実際の看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回紹介する作品『摂食障害と心のケア』では、20代という若さでICU(集中治療室)に入室した女性の壮絶な現実と、摂食障害の背景にある心の傷が描かれている。


■ICUで死の淵をさまよう現実
【ナース漫画】「摂食障害と心のケア」01
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看護師8年目の夏に出会った横山さんは、体重30キロ未満という深刻な飢餓状態で、医師のメモには「心停止後」と記されていた。彼女は中学時代に外見を理由にしたいじめに遭い、以来、拒食症に苦しみ続けていた。一口のゼリー飲料さえ嘔吐してしまい、カロリーを気にするあまり病院の点滴すら拒絶する姿は、まさに極限状態であった。

横山さんにとって、体重が減ることは「正義」であり、増えることは「悪」という歪んだ思い込みが何年も続いていた。看護師たちは「増える」「治療」といった言葉を避け、「コントロールしますね」という声掛けを徹底することで、ようやく彼女の心を少しだけ落ち着かせることができたという。

■誹謗中傷が残す癒えない傷

アヤさんはインタビューに対し、摂食障害の目立つ原因の一つとして「周囲の心ない一言や誹謗中傷」を挙げる。人それぞれのコンプレックスに対し、他人がさらに傷を深掘りすることから、よいことは何一つ生まれないと強く指摘する。

「この漫画の患者さんのような人がいるという事実を、改めて知っておいてほしい」とアヤさんは語る。本作は、実際の看護師から寄せられたエピソードを基にしており、言葉の暴力がどれほど深く本人の心を縛り続けるのかを物語っている。そのほか、ナース漫画には多くの作品があるため、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:アヤ(@aokitajimaru)

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