昨年夏にブラムハウス・プロダクションズがシリーズの権利を獲得した「ソウ」。同シリーズの生みの親であり、シリーズ再構築を図る次回作でクリエイティブに復帰することが判明しているジェームズ・ワンとリー・ワネルの2人が、ホラーメディア「Bloody Disgusting」のインタビューのなかで、新たな「ソウ」のビジョンを語った。
【写真を見る】クリエイティブに正式復帰が決まっている“「ソウ」の生みの親”ジェームズ・ワン&リー・ワネル。監督を務めるとのウワサも…?
オーストラリアのインディペンデント映画界で活躍していたワンとワネルが低予算で作りあげ、たちまち“ソリッド・シチュエーション・スリラー”というジャンルを確立した『ソウ』(04)から始まった「ソウ」シリーズ。以後、2010年まで毎年新作が公開され、『ジグソウ:ソウ・レガシー』(17)で7年ぶりに復活。直近作『ソウX』(23)までの計10作品で、全世界累計興収は10億ドルを突破している。
その『ソウX』の公開後、さらなる続編として11作目の製作が進められたものの、予定されていた公開日の半年前に急遽キャンセルが発表。それから数ヶ月後にシリーズの権利がブラムハウスに渡ったことが報じられ、昨年秋にはジェイソン・ブラムがシリーズの再構築とワン&ワネルの復帰について言及。ファンの間では2人が監督を務めるのではないかというウワサが流れた。
シリーズ第1作で監督を務めたワンは第2作以降、「自分が作りたい映画はすでに完成していた」という理由でクリエイティブ面に関与せず、ワネルと共に製作総指揮を務めてきた。一方、スタジオ側からの依頼を受けて第2作と第3作でも脚本を担当したワネルは、第3作で殺人鬼“ジグソウ”(トビン・ベル)が死ぬストーリーを考案。そこで終結させるつもりだったが、その意に反してシリーズは続行。第4作以降にもジグソウは登場した。
ワンはインタビューのなかで「リーのせいでジグソウが死ぬことになったが、ジグソウなしではこのシリーズを作ることができない。次回作のことはまだ多くは言えませんが、僕とリーがオリジナルで最も好きな精神、つまりジグソウの哲学や彼の行動原理に立ち返る作品になることでしょう」と発言。「同時に、これまでになかった斬新で新鮮ななにかをやるのも非常に重要。もう一度“恐ろしい『ソウ』”を作りたい」と意気込みを語った。
一部では、ジグソウの登場しない“新章”『スパイラル:ソウ オールリセット』(21)の続編をやるのではないかとも言われていたが、それについてワンは「間違いなく『スパイラル』ではない」と真っ向から否定。あくまでもジグソウの再登場にこだわる構えを見せている。詳しい製作時期なども決まっておらず、ワンもワネルも他に多くのプロジェクトを抱えている現状。続報を楽しみに待とう。
文/久保田 和馬
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