【漫画】本編を読む
目を覚ますと、男女6人は見知らぬ部屋に閉じ込められていた。首には不穏な首輪が装着され、簡単には外れそうにない。集められた全員の正体は殺し屋。これからデスゲームが始まるのか――そう身構えた彼らに突きつけられたのはなんと、命を懸けて恋をする“ラブデスゲーム”だった。生きて外に出る方法はただひとつ、カップルを成立させること。だが、参加者はそろって恋愛経験ゼロ。簡単そうに見えるルールほど、彼らには過酷である。
■「恋をしなければ殺される」という無茶振りルール
巨大画面に能面を付けた運営が現れ、淡々とルールを告げる。「生き残る条件はカップル成立」。その一言に場はざわめくが、集められたのは恋に不慣れな初心者ばかりだ。普通のデスゲームのほうがマシだったのでは、と誰もが思わずにはいられない状況が、じわじわと笑いと緊張を呼び込む。
■“うっかりペン入れ”から生まれた異色設定に「ありがとう!」の声
本作『ラブデスゲーム』を描いたのは、2024年12月まで「DLsite comipo」(viviON)で『強がりユキヒト君はデレたくないのに』を連載していた漫画家・墨染清さん(@sumizomesei)である。SNSに「息抜きに描いたプチ漫画だが、うっかりちゃんとペン入れしてしまったので載せた」と公開すると、「なんだこのおもしろそうな話は!」「“うっかりちゃんとペン入れ”してくれてありがとう」といった声が相次いだ。「人数的にBLありなのが業が深いw」「全員生還を目指すと必ずBLになるのでは」と、設定そのものを楽しむ感想も飛び交い、読者の想像力を刺激している。
■ネタ漫画だからこそ自由に作り込めた多彩なキャラクター
墨染清さんは、こうした作品だからこそキャラクター設定を自由に楽しめたと語る。ストーリー重視の連載ではプロフィールに遊びを入れにくいが、明確なネタ性を持つ漫画では気楽に作り込めるという。「どんなプロフィールでも物語に無理なく取り入れられるのが魅力」とし、設定を考える時間そのものが創作の楽しさにつながっている様子だ。
■続編の可能性も? 妄想は広がり続ける
続編を望む声についても、可能性は十分にあると前向きだ。あの展開にしたらおもしろそうだ、と続きのアイデアを考えて遊ぶこともあり、時間に余裕ができたらまた描いてみたいと意欲をのぞかせる。
■プロフィールまで読んでこそ味わえるおもしろさ
登場人物たちの詳細なプロフィールを読んだあとに本編を読み返すと、笑いの質が一段深まるのも本作の醍醐味。業界屈指のベテラン・62歳という異色の設定を持つ人物の恋の行方など、気になるポイントは尽きない。最後のプロフィールまで踏まえて味わえば、じわじわとおもしろさがこみ上げてくるはずだ。
取材協力:墨染清(@sumizomesei)
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