ヨルゴス・ランティモス、ジョナサン・グレイザーら現代映画を牽引する監督たちの短編映画5本をまとめた「ショート・パルス 5つの鼓動」が、上映回ごとに作品の順番が変わる<ヴァリアブル方式>で上映されることが決定した。併せて作品別ポスタービジュアルとアザーカットが披露された。
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【フォトギャラリー】ヨルゴス・ランティモスら現代映画を牽引する監督たちの短編映画5本をまとめた「ショート・パルス 5つの鼓動」ポスタービジュアルとアザーカット(22点)
本作は、「哀れなるものたち」「ブゴニア」のヨルゴス・ランティモス、「関心領域」のジョナサン・グレイザー、「幸福なラザロ」のアリーチェ・ロルバケルと写真家・アーティストとしても知られる「顔たち、ところどころ」のJR、そしてロカルノ国際映画祭最優秀短編賞を受賞した新鋭・空音央の短編をひとつに束ねた短編集。
今回のヴァリアブル上映方式は、短編集でありながら上映回ごとに作品の順番が変わり、同じ5作品でありながら鑑賞する回によって作品同士の関係性や意味合い、鑑賞後に残る感触が大きく変化する、これまでにない上映形式となっている。
「ショート・パルス 5つの鼓動」は、3月6日から上映作品の概要と3つの上映バージョンは以下のとおり。
【「ショート・パルス 5つの鼓動」上映作品】
■「まっすぐな首」
悪夢から目覚めると、首に激しい痛みが走っていた。女はいつもの朝の支度をしようとするが、日常のささいな動作すら困難で、痛みは容赦なく彼女を蝕んでいく。断片的な記憶、悪夢の残響、そして“動く”という行為そのものとの闘いに引きずり込まれていく、シュルレアリスム的オデッセイ。
2025年/日本・中国/11分
監督・脚本:空音央|撮影:小田香|キャスト:安藤サクラ、北方こだち
■「ニミック NIMIC」
妻と3人の子供がいるチェロ奏者の男は、オーケストラのリハーサルの帰り、地下鉄の中で奇妙な女と遭遇する。その女は男の言動を真似して家族に溶け込み始め、男の居場所はなくなっていく。ヨルゴス・ランティモスが描く、静かで不気味な“乗っ取り”の寓意劇。
2019年/ドイツ・アメリカ・イギリス/12分
監督:ヨルゴス・ランティモス|脚本:エフティミス・フィリプ、ヨルゴス・ランティモス|撮影:ディエゴ・ガルシア|出演
■「ザ・フォール THE FALL」
フランシスコ・ゴヤ《理性の眠りは怪物を生む》に着想を得た、静かで不穏な短編。吊るされた男、仮面の群衆、息をひそめるような沈黙。秩序と暴力、崇拝と恐怖のあわいに、私たちは何を見るのか。「関心領域」のジョナサン・グレイザーが映像と音で放つ、言葉なき“落下”のビジョン。
2020年/イギリス/7分
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー|撮影:トム・デベナム|キャスト:ジェームズ・アダムス、スチュアート・アンダーソン
■「ストラスブール1518 STRASBOURG 1518」
1518年、ストラスブールの街を突如襲った謎の現象。人々は踊り続け、倒れてもなお踊り、命を落とす者すらいた。「踊りのペスト」と呼ばれたその史実に着想を得て、現代を代表するダンサーたちと“隔離の中で”つくられたコラボレーション作品。
2020年/イギリス/10分
監督・脚本:ジョナサン・グレイザー|撮影:ダリウス・コンジ|キャスト:アンドレイ・ベレジン、ボティス・セヴァ
■「都市の寓話 An Urban Allegory」
プラトンの『洞窟の比喩』では、彼はこう問いかける。もし囚人のひとりが鎖を解き、洞窟の外へ逃れたら、何が起こるのか? そしてもし、その囚人がジェイ、7歳の小さな男の子だったとしたら? アリーチェ・ロルヴァケルとアーティストJRが生み出す、夢と現実のあわいに浮かぶ静かな映像詩。
2024年/フランス/21分
【上映バージョン】
■バージョン1「内なる痛みから、都市の外へ」
「まっすぐな首」→「ニミック NIMIC」→「ザ・フォール THE FALL」→「ストラスブール 1518 STRASBOURG 1518」→「都市の寓話 An Urban Allegory」
■ バージョン2「認識と身体の変容」
「都市の寓話 An Urban Allegory」→「ニミック NIMIC」→「まっすぐな首」→「ザ・フォール THE FALL」→「ストラスブール 1518 STRASBOURG 1518」
■バージョン3「世界が狂ったあとに残るもの」
「ニミック NIMIC」→「ザ・フォール THE FALL」→「ストラスブール 1518 STRASBOURG 1518」→「都市の寓話 An Urban Allegory」→「まっすぐな首」
【作品情報】
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ショート・パルス 5つの鼓動
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