「違和感なさすぎ」と話題。昭和&平成を“再現する”プロ集団が、昭和初期は“やらない”明確な理由

「違和感なさすぎ」と話題。昭和&平成を“再現する”プロ集団が、昭和初期は“やらない”明確な理由

2月10日(火) 8:46

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令和の時代に巻き起こったレトロブーム。古き時代に「エモさ」を感じる若者たちが増えています。そんな中、昭和や平成などの「時代」をテーマに創作活動を行っているクリエイターユニットが「タイムトラベルガール」(@timetravelgirls)。主宰者のちかさんとあやねさんに、昨今のブームをどう捉えているのか聞いてみました。

年齢関係なく楽しめるレトロブーム



——昨今のレトロブームについては、どう考えていますか?

ちか
「今のレトロブームは平成ですよね。自分が昭和にハマっていたことを考えると、年代は移り変わっていくことを実感します。大きく違うのは、子どもと大人が共に楽しめるものが増えてきたことかな。私の中で親と一緒に……って絶対になかったことなんで。社会情勢とか関係しているんですかね?」

あやね 「今は子どもたちの間でのシール交換が流行っていますけど、ブームって子どもだけでは作れないんですよ。今は親がお金を出して、子どももお金を出しての相乗効果。懐かしさを感じる大人と、新鮮さを感じる子どもとでの同時消費なんです」

——Y2Kブームもありましたよね。

あやね
「Y2Kブームではへそ出しファッションでしたけど、実際のブームは肩出しだったんですよね。パラレルワールドの2000年代のような、若い世代が作り上げた“可愛い”の世界。あれはかなり勉強になりました」

——今後、やってみたい「時代」はありますか?

ちか
「最近は1990年代後半から2000年代に興味が出てきています。あとは逆にもっと古い時代にも挑戦したいですね。とはいっても、1960年あたりは何回か手をつけているのですが……」

大人が理性で“整備する”必要性



——昭和初期あたりはやっていないのでしょうか?

ちか
「そこは戦争などのデリケートな背景があるので今のところ封じているんですよ。コギャルでもガングロはやっていないし、大震災の時期の流行りを追うことも避けています。遊びでやっているからこそ、理性のある大人が“広場”の整備をしておくべきだと思うんですよね」

「他にも2010年代にはそんなに手をつけられていないです。この前ちょうど2013年を検証してみたのですが、人ってちょうど10年くらい前の服に嫌悪感があるみたいなんです。

20年くらい経てばエモい、可愛いになるんですが、10年だとまだダサい。だから2015年以降に挑戦するのはこれからですね。たぶん今を生きる若者たちのリアルな黒歴史みたいな反応がくると思います(笑)」

いろんな年代を“熟成”させる



——昭和、平成だけに留まっているわけではないんですね。

あやね
「はい。実はトー横界隈や水色界隈など、令和のファッションも撮ってはいるんですよ。ただ、まだ世には出しません。熟成中です。あと5年くらい経ってから公開するつもりです。

私の中で『時代』は楽しんでもいいけれど、浸るのはよくないというテーマがあるんですよ。プロジェクトの名前も『タイムスリップガール』にする説があったのですが、それじゃ戻ってこれないじゃん! ってことで……」

好きだからこそ遊びも本気で



——なるほど。どっぷり懐古主義ではないわけですね。

あやね
「そうです。『トラベル』なら現代に戻ってこられるじゃないですか。私たちはいろんな時代を旅しに行きたいだけ。つまり今のファッションも楽しみたいってことです」

ちか 「とはいえ、私はちょうど子育て中で、最近はあまり参加できていないんですよ……。でも、まさに普段の自分が『トラベル』できる場所をつくってくれているあやねさんには感謝しかないです」

あやね 「うちは産休の後でも戻ってこられるシステムなので(笑)。それに、ちかさんは国会図書館に通って、文献で歴史やソースをすべて確認してくれるのでありがたいです」

——事実確認も必須なのですね。

ちか
「雰囲気だけでやったら確実に失敗するんですよ。以前、1998年のグラビアアイドルというテーマで撮ったことがあって、可愛くメイクをしてもらったのですが、カメラマンさんから『そのメイクは芸能界の売れ線すぎる! もう少し、まだ売れてない感を出さないと!』なんて言われたことがあります。

あやね 「ジュリアナ東京の時も、『扇子の振り方が甘い』とか『もっと私を見て! って感情を持って』とか。映え〜ではない、“その時代を生きている人”を出さないと面白いものができないのだと痛感しました」

——遊びと言いつつ、本気度が凄すぎます!

「『タイムトラベルガール』は、あくまでも遊びの場ですが、ユニット一同みんなが本気なんです。同時に、自分が生まれていなかった時代にハマってしまって、どうしたらいいのかわからない人たちを引っ張り上げるという役割を担っているとも感じています。

最近では、昭和や平成という枠組みではなく、「2006年が好き」「2008年が好き」など、時期が限定されたディープな層も増えていますね(笑)。

まだまだ、やりたい時代はいっぱいあります。モデルさん、カメラマンさん、ヘアメイクさんの応募も大歓迎なので、気になった方はぜひご参加ください!」

<取材・文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama

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