2024年、商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』がスマッシュヒットとなり、国内外の観客に衝撃と歓喜と戸惑いを与えた下津優太監督の劇場公開二作目となる映画『NEW GROUP』の公開日が6月12日(金)に決定。あわせて、特報映像、追加キャストが解禁となった。
【写真を見る】青木柚が演じるのは、海外帰りで集団行動になじめない転校生、優
『みなに幸あれ』(23)は、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれたが、2作目となる本作では組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルに、そしてシリアスに炙りだす。主演を務めるのは、昨年公開の『ゴールデンカムイ』(24)、『正体』(24)、今年公開の『恋に至る病』(25)、『ChaO』(25)など話題作に多数出演し、俳優や声優、そしてCMでもめざましい活躍を見せる若手実力派俳優の山田杏奈。本作では、家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公、愛を演じる。また、本作は審査員特別賞を受賞した第29回ファンタジア国際映画祭や、第29回プチョンファンタスティック国際映画祭、第24回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭、第58回シッチェス映画祭など、16を超える海外映画祭で上映され、好評を集めている。
今回、新たに2名のキャストが解禁となった。1人目は、山田演じる愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動になじめない転校生、優を演じる青木柚。青木は本作でも繊細な感情表現と確かな存在感で、観客を物語のさらに深い部分へと導いている。2人目は、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長を演じるピエール瀧。高校の校長でありながら、微笑みの裏に潜む狂気を感じさせる不気味な存在感を猛烈に放ち、物語に強烈なインパクトを与えている。青木は本作へ「ユニークな表現で現実を突き付けるこの作品の異質さに驚き、ワクワクした」とコメントを寄せ、ピエールは「数年に一回ある、映画を観た後に湧き上がる奇妙な感情をこの映画でも」と、本作への自信をのぞかせている。
さらに、本作より特報映像が到着。いつもとなにひとつ変わらない穏やかな高校生活のとある日。校長(ピエール)の「集団は、あなた方に幸せを与えますよ」という言葉を合図にするかのように、突如として学校の校庭に“人間ピラミッド”が現れる。主人公、愛(山田)と優(青木)は、「1、2、1、2…」の規則正しいかけ声を発し、迷いなくその列に加わっていくクラスメイトたちの異様な行動に、ただただ圧倒されるのだった。次第に人間ピラミッドが積み重なり、「ヤーーーーッ!!」という校長の号令と共に集団の狂気が観る者を飲み込んでいく。この学校とこの生徒たちに一体なにが起きているのか、愛と優の運命はどうなるのか。下津監督が放つ独自の世界観を存分に垣間見られる特報となっている。
多様性が強調されるいまの時代に、集団に埋没することの幸せとは?新体感のSFサイコエンタテインメント『NEW GROUP』に期待が高まる。
■<キャストコメント>
●青木柚(優役)
「優役を演じました青木柚です。組体操、人間ピラミッド…!ユニークな表現で現実を突き付けるこの作品の異質さに驚き、ワクワクした撮影でした。誰かじゃなくて、自分のままで居るためには心も頭も巡らせなければならない。学校という小さな社会で改めて考えさせられました。NEW GROUP。観た方の記憶に残り続ける映画になっていると思います」
●ピエール瀧(校長役)
「なんだ、コレ!?数年に一回ある、映画を観た後に湧き上がる奇妙な感情をこの映画でも。ちなみに褒め言葉です」
文/鈴木レイヤ
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