2月8日(日) 23:30
車は、乗る頻度に関係なくかかる費用が多いのが特徴です。税金、保険、車検、駐車場、点検、バッテリーやタイヤなどの消耗品が典型です。走行距離が増えれば燃料や修理も増えます。
年数十万円の削減が見込めるのは十分現実的で、老後の固定費を下げたい人にとって強い一手になります。
車がなくなると、タクシー、配車、バスや鉄道、宅配、買い物代行などを使う頻度が増えます。さらに、通院が不便になると受診回数を減らしてしまい、結果として健康を損ねて医療費が増えるリスクもあります。
節約のために車を手放したのに、生活の質が落ちて外食や娯楽が減り、外出が減って体力も落ちる、という流れは避けたいところです。
ここは地域差が大きいところです。駅や病院が近い都市部なら車なしの難易度は低い一方、地方や坂の多い地域では難易度が一気に上がります。自宅からスーパー、病院、役所までの距離と、代替手段の現実性を具体的に確認することが重要です。
いきなりゼロにするのが不安なら、持ち方の変更が効きます。たとえば、軽自動車に替えて税や燃料を下げる、任意保険の内容を見直す、月極駐車場をやめて自宅敷地に停める、走行距離を減らして消耗を抑えるなどです。
また、ロードサービスの費用感を知っておくと、いざという時の不安が減ります。JAFは、会員でない場合のキー閉じ込みやパンク対応などの料金例を公開しており、想定外の出費の目安として参考になります。こうした「不安のコスト」を下げる工夫は、車を持つ場合にも手放す場合にも役立ちます。
車の維持費を削る効果は大きい一方、代替の移動コストや健康面の影響も無視できません。自分の生活圏で、車なしでも買い物と通院が安定して回るかをまず確認し、そのうえで年間コスト差を見積もりましょう。
完全に手放すのが不安なら、車種変更や使い方の見直しで固定費を下げる方法もあります。節約のために生活の自由度を失いすぎないバランスが、老後の満足度を左右します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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