【写真】大学時代の男気あふれるエピソードを披露した川中基嗣
2月2日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週月曜夜9:00-10:00、BS10)。今回のゲストは最多安打やベストナインを獲得して攻撃型の二番打者として存在感を放った清水隆行と、読売ジャイアンツで現役を引退した後はコーチ・フロントとしても尽力した川中基嗣だ。MCの上重聡とレッド吉田とともに、大学から巨人入団までの関係性から忘れられない歓喜の瞬間、そして球団フロントの仕事まで濃密なエピソードを次々と明かしていく。
■川中の男気と“ニヤッ”の真相
清水と川中は東洋大学の同期だが、プロ入りは同時ではない。清水は大学からドラフト3位で巨人へ、川中は2年の社会人経験を経てドラフト2位で巨人入りした。清水は都市対抗野球で川中が活躍していた姿も見ていたため、入団が決まったときは再び同じチームでプレーできることが純粋に嬉しかったという。
大学入学前の川中は監督からの期待も大きく、同期の中でも特別視される存在だった。メンタルもフィジカルも強靭で、そのぶん監督からの指導は厳しかったという。しかし川中は「僕1人で怒られるんだったら、それでいいかなと」と当時を振り返るなど、芯のある男気を見せた。
ところが清水から「監督が顔をズラした瞬間に、こっち向いてニヤッとしてた。だから、(監督の指導も)効いてないんだろうな」と川中の“男気”だけではない当時の姿勢を暴露。川中の“肝の据わり方”をイジり倒して、スタジオに爆笑を呼ぶ。
逆に清水の第一印象を聞かれた川中は、「バッティングのスケールがデカかった。ダイナミックなバッティングをしていた」と称賛。清水は「ボール拾いからスタートでしたよ」と謙遜したが、迫力ある打撃は当時から健在だったようだ。
■巨人の黄金期で味わった嬉し涙
番組序盤で話題に上がったのは、現役時代に経験した嬉し涙について。清水は巨人の黄金期ともいえる1996年から活躍し、リーグ優勝や日本一を何度も経験している。そのなかでも清水の心に特別に刻まれているのは、2002年の日本シリーズだという。
9回裏に勝利が決まった瞬間のレフトから見えた景色は今でも鮮明に覚えており、同年の優勝だけは今までにない感情が込み上げたと語る。その理由として挙げたのが“チームメイトの顔ぶれ”だった。清水と世代が近い選手が多く、チームの主力として戦っていた時代だったからこそ“歓喜の重み”が違ったのかもしれない。
さらに、今回の放送ならではの貴重なテーマとして語られたのが球団職員のリアルだ。巨人で2軍のサブマネージャーを経験した川中は、裏方の仕事は“選手よりもしんどい”と即答。対戦チーム側とのやり取りやユニフォームのクリーニングの手配、弁当や移動手段の手配など、あらゆる雑務を“1人で”回していたというから驚きだ。
選手時代は当たり前のように試合へ集中できていたが、その裏で奔走していた職員たちの苦労を身をもって知ることができたと語った。
■「空気が違っていた」…入団会見の日に圧倒された長嶋監督のオーラ
巨人には数々のスター選手が在籍してきた歴史があるが、中でも別格の存在と言うべきは長嶋茂雄だろう。清水は初対面の印象を「周りがパッと明るい人っているんだな」と表現し、川中も入団会見の日にそのオーラに圧倒されたと語った。「近づいてこられるのがわかる。駅とか空港でも道を開けられる」ともいい、2人が口を揃えて語るその表現だけでミスターの特別さが十分伝わってくる。
ちなみにMCの上重は立教大学の出身であり、長嶋は学校の大先輩。そんな上重は、立教大学の寮則の1番目に「長嶋さんがテレビに映ったら正座をして『長嶋さん、こんにちは』と言う」と書かれてあることを紹介。これだけでも驚きだが、さらにそのすぐ後の「一茂さんは大丈夫」という補足まで披露するとスタジオには爆笑が起こった。
今回の放送で印象的だったのは、清水と川中が映したプロ野球の世界の二面性だ。スターを輩出し続ける華やかさの裏で、裏方が走り回ってチームを支える現実がある。清水が語った日本シリーズ優勝の嬉し涙が頂点の風景であるとするなら、川中が披露した球団職員の話はまさに選手たちを支える土台の風景ともいえるだろう。光と影、表と裏、その両方を一度に味わえるのも「ダグアウト!!!」の魅力だ。
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