山下リオ主演のホラー映画「遺愛」がロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映【現地の声】

山下リオ主演のホラー映画「遺愛」がロッテルダム国際映画祭でワールドプレミア上映【現地の声】

2月9日(月) 21:00

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山下リオが主演するホラー映画「遺愛」が、オランダで開催された第55回ロッテルダム国際映画祭(IFFR)でワールドプレミア上映され、メガホンをとった酒井善三監督と企画プロデュースを務めた大森時生(テレビ東京)が登壇した。

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本作は、恐怖や呪いを新たな視点かつ斬新な解釈で描くホラー映画。父の死を機に実家へ戻り、母の介護を始めた主人公の佳奈は、母との時間を取り戻すかのように献身的に介護をするが、次第に周囲で起こる異変に、違和感を覚えていく。

酒井監督は、でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて、短編映画として初のSKIPシティアワードを受賞。全国の劇場で公開されるなどカルト的人気を博し、その手腕を黒沢清監督も褒め称えた。プロデュースを務める大森は、「イシナガキクエを探しています」「UFO山」などをはじめとしたフェイクドキュメンタリーシリーズ「TXQ FICTION」(テレ東)などの制作や、「行方不明展」「恐怖心展」といった展覧会イベントを手掛けてきたテレビの枠を超えた注目の若手プロデューサーで、今回が初めての劇場映画プロデュースとなる。

プレミアを鑑賞した観客からは「これはホラーの定義を変える、もっと本質的な“恐怖”を描いている」「かつてない恐怖の解釈」「原点ともいえるし、時代の先をにある」といった声が上がり、その後行われたQ&Aセッションでも現地の映画ファンや批評家から「日常にある愛、そしてそこに潜んでいる呪いの描き方が斬新だ」「主演・山下リオの演技は、まさに“憑依”そのもの。多層的で説得力がある」といった称賛の声が寄せられた。

また、観客から「この映画はホラー映画なのか?それともファミリームービーですか?」と質問が飛ぶと、酒井監督は「ホラー映画は恐怖を描くが、人は自分が理解できない、合理的に割り切れないものに“恐怖”を感じます。この映画は家族愛を物語のベースとなる要素として描いている。そういった意味ではあくまでも“恐怖”映画という表現がぴったりかもしれません」と回答。

そして「超常現象が存在する事を前提とした、ストレートなホラー映画ではなく、『不安』の映画を目指して制作したので、日本ですら評価は分かれるだろうし、ましてや海外となると、と非常に怯えていました。しかし映画祭での反応を見るに、とても興味深く見て頂けたようで、ホッとひと安心したところです。果たして、日本の劇場ではこれがどう受け止められるのか…恐れと期待が入り交じった気持ちです」と語った。

一方、企画プロデュースの大森も「はじめて短編映画を拝見し、その才能に魅せられた酒井監督とこのような形でご一緒できて嬉しいです。酒井監督が考える『不安』というものが、海を超えてこのようなリアクションをいただけてとても幸せです」と喜びと感謝を述べた。なお、本作は、今後もポルトガル・ポルト国際映画祭をはじめ各国際映画祭での出品が決定している。

「遺愛」は6月公開。

【作品情報】
遺愛

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(C)2026「遺愛」製作委員会
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