2月8日(日) 0:10
エアコンは、スイッチを入れた直後に部屋を一気に暖めようとして強く運転やすいです。メーカーも、運転開始直後が最も電力を使いやすい傾向を説明しています。
そのため、寒い部屋で「寒い→入れる→暖まったら消す→また寒い→入れる」を繰り返すと、強運転の回数が増えて、結果的に電気代が上がることがあります。
ただし、いつでも24時間つけっぱなしが一番お得というわけではありません。部屋が暖まった後でも電気は使いますし、家のつくりによっては熱が逃げやすく、エアコンが動く時間が長くなることもあります。
冬に迷ったら、消すかつけっぱなしにするかの判断は「不在時間」と「外気温」を目安にすると判断しやすいです。
一般的に、暖房は室温をある程度保ったほうが、つけ直したとき一気に暖める必要が減り、電気を使いすぎにくくなります。一方で、外気温が低い日は部屋が冷えやすいため、消している間に室温が下がると、再びつけたときに電気を使いやすくなります。
真冬のように外気温がかなり低い日は、30分前後の外出なら消さないほうが電気代の面で得になりやすい一方で、仕事や買い物で数時間外出する場合は消したほうが節約に直結しやすいです。
また、暖房は夏の冷房よりも電気代が上がりやすい傾向があります。理由は単純で、冬は外気温と設定温度の差が大きくなりやすいからです。
なお、24時間つけっぱなしは安全性に不安がある方もいるかもしれませんが、取扱説明書どおりに使えば、連続運転そのものがすぐに危険になるわけではありません。ただし、運転時間が長いほど部品が消耗しやすく、フィルターにホコリもたまりやすいので、手入れは大切です。
つけっぱなし・こまめに消す以前に、冬の電気代で効果が出やすいのは設定温度と熱の逃げ道対策です。
まず基本は、暖房時の室温は20度を目安にすることで、資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」でも目安として示しています。 寒いからと23~24度に上げると体感は少し上がりますが、電気代は上がりやすいです。電気代が1万8000円になっているなら、まずはここが電気代に大きく影響している可能性が高いです。
次に、暖かい空気は上にたまりやすいので、サーキュレーターや扇風機で空気をゆっくり回すと、同じ設定温度でも体感が上がりやすくなります。「省エネポータルサイト」でも、暖房時の工夫として空気循環を挙げています。
そして、意外と効果があるのが窓まわりです。冬は窓から熱が逃げやすいので、カーテンを厚手に替える、床まで届く長さにするといった工夫ですき間を減らすだけでも、暖房を頑張りすぎない状態を作れます。
最後に、フィルター掃除です。目詰まりすると効率が落ち、余計に電気を使います。「省エネポータルサイト」でも定期清掃を勧めていますし、連続運転するならなおさら意識したいポイントです。
真冬のエアコンは、「つけっぱなしのほうが安い」と言い切れるものではなく、短時間の外出かどうか、そして外気温や家の冷えやすさで損得が変わります。
迷ったら、30分程度の外出は“消さない寄り”、数時間いないなら“消す寄り”で考えつつ、まずは室温20度目安、空気循環、窓対策、フィルター掃除で土台を整えるのが近道です。
運転ルールを少し調整するだけでも、同じ快適さで電気代を落とせる余地は十分あります。設定温度と外出時間を見直して、無理なく電気代を抑えられる使い方に切り替えましょう。
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約 エアコン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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