2月7日(土) 5:20
ビックカメラの株主優待は、「株主様お買物優待券」という形で提供されます。これは、ビックカメラの店舗・ネット通販に加え、グループ会社のコジマやソフマップでも使える買物割引券です。
具体的には、毎年2月末日・8月末日を基準日として、その時点の保有株数に応じた優待券が進呈されます。
例えば、100株保有の場合、
2月末基準:2000円分
8月末基準:1000円分
となり、年間で3000円分の優待券がもらえます。
さらに、100株以上を継続保有している株主は、8月末基準分として保有期間に応じた追加の優待券を受け取ることも可能です。
ここからは、年間1万円分の「株主様お買物優待券」をもらうために必要な投資金額について見ていきます。なお、今回は継続保有1年以上の上乗せの優待券は考慮しません。所有株式数に応じた、年間の優待券の金額は次の通りです。
・100株以上500株未満:3000円
・500株以上1000株未満:5000円
・1000株以上1万株未満:1万円
・1万株以上:5万円
よって、年1万円分の優待券を得るには最低でも1000株の保有が必要です。
2026年1月末時点で、ビックカメラの株価は約1720円です。そのため、1000株購入するには約172万円(1720円×1000株)の投資になります。
172万円投資して、1万円の優待券が得られるため、この場合の優待利回りは次の通りです。
・1万円÷172万円≒約0.58%
株主優待に加えて注目したいのが、ビックカメラの配当金です。2025年8月期の年間配当金は、1株あたり41円と公表されています。
株価を1株1720円とすると、配当利回りは次の通りです。
・41円÷1720円≒約2.4%
仮に、年1万円分の優待券を得るために1000株(172万円)を保有した場合、年間の配当金は4万1000円(41円×1000株)となります。
ここに株主優待1万円分を加えると、配当と優待の合計は5万1000円です。そのため、投資額172万円に対する総合利回り(配当+優待)は約3%(5万1000円÷172万円)となります。
ビックカメラ株に投資するうえでの期待点の1つは、日常生活と直結した優待です。家電やパソコン、スマートフォンの周辺機器などを定期的に購入する人にとっては、優待券を無駄なく使いやすい点が魅力といえます。
また、配当金と優待を組み合わせることで、「使って実感できるリターン」と「現金収入」の両方を得られる点も、長期保有のモチベーションにつながりやすいでしょう。
一方で、注意しておくべき点もあります。家電量販店業界は価格競争が激しく、景気や消費動向の影響を受けやすい業種です。業績次第では、配当金の減額や優待内容の変更が行われる可能性もあります。
また、株主優待や配当金を受け取れたとしても、株価下落リスクがなくなるわけではありません。優待目的だけで投資額を増やしすぎると、値下がり時のダメージが大きくなる点には注意が必要です。
ビックカメラの株主優待は、家電や日用品をおトクに購入できる点が魅力です。年1万円分の優待券を得るには1000株、約172万円の投資が必要となりますが、配当金を含めた総合利回りは約3%と一定の水準があります。一方、業績や株価の変動、優待内容の変更リスクも無視できません。
優待をしっかり使えるか、配当を含めたリターンに納得できるかを考えたうえで、無理のない金額で投資を検討することが重要といえるでしょう。
株式会社ビックカメラ 株主・投資家情報サイト 株主優待制度
株式会社ビックカメラ 株主・投資家情報サイト 株主還元
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
【関連記事】
もし10年前に「任天堂株」を100万円買っていたら、今いくらになっている? 過去10年の“値上がり要因”もあわせ、「配当+株価」でシミュレーション