メラニア・トランプ大統領夫人のドキュメンタリー映画「メラニア」が劇場公開されたところ、思わぬところに波及効果が生まれた。前大統領夫人ミシェル・オバマを追った2020年のNetflixドキュメンタリー「マイ・ストーリー」の米国内視聴数が、1万3000%以上も急増したと、米エンターテイメント・ウィークリーがデータ分析会社ルミネイトの数字を引用して報じている。
「メラニア」が公開された1月30日から2月1日までの週末、「マイ・ストーリー」は約4750万分視聴された。前週の35万4000分と比べると、その差は歴然である。新しいファーストレディの映画を観た——あるいはニュースで知った——視聴者が、前任者のドキュメンタリーに手を伸ばしたということになる。
一方の「メラニア」も、興行的には健闘した。国内オープニング興収は700万ドル(約11億円)で、事前の予測を上回っている。ただし、ライセンス料とマーケティングを合わせた予算は7500万ドル(約118億円)と報じられており、劇場収入だけで回収するのは難しい。配給元のAmazon MGMスタジオは、Prime Videoでの配信時に広告収入と新規会員獲得で費用を回収する計画だとしている。
興味深いのは、「メラニア」に対する批評家と観客の評価が極端に分かれていることである。米国の映画批評集約サイト、ロッテン・トマトでは批評家スコアがわずか5%(39件のレビュー時点)なのに対し、チケット購入が確認された観客のスコアは99%に達している。トランプ大統領自身が「必見だ」と推薦しているこの作品をめぐる評価の二極化は、映画の枠を超えた米国社会の分断をそのまま映し出しているようだ。
「メラニア」は、日本公開中。
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