長らく注目されてきたウォルト・ディズニー・カンパニーの後継者問題に、ついに決着がついた。ディズニーの取締役会は、エクスペリエンス部門会長のジョシュ・ダマロを次期CEOに指名したと、米デッドラインが報じている。あわせて、エンターテインメント共同会長のダナ・ウォルデンが新設ポストである社長兼最高クリエイティブ責任者(CCO)に就任する。
いずれも取締役会の全会一致で決定し、3月18日(現地時間)の株主総会で正式に発効する。現CEOのボブ・アイガーは同総会でCEO職を退き、2026年末の契約満了までシニアアドバイザーとして会社に残る。
アイガーは公式発表のなかで「ジョシュ・ダマロは卓越したリーダーであり、次期CEOにふさわしい人物だ」と述べ、「ディズニーブランドへの本能的な理解と、創造性と運営力を兼ね備えた稀有な存在だ」と後継者を称えている。
ダマロは54歳。1998年にディズニーランドの幹部職で入社し、財務、マーケティング、クリエイティブ開発など幅広いポジションを歴任してきた28年のベテランだ。20年にテーマパーク部門のトップに昇進し、コロナ禍による長期閉鎖という未曾有の危機を乗り越えた。同部門を率いるなか、ディズニーは23年にエクスペリエンス部門へ10年間で600億ドル(約9兆3000億円)の投資計画を発表しており、アブダビでの新テーマパーク建設もその一環である。1923年の創業以来、8人目のCEOとなる。
ウォルデンは、2019年にディズニーが21世紀フォックスの大部分を買収した際に入社した。ABC、ディズニー・テレビジョン・スタジオ、FXなどを統括し、ABCを4年連続でエンタメネットワーク視聴率1位に導いた実績を持つ。「アボット・エレメンタリー」やディズニープラスの「マーダーズ・イン・ビルディング」など話題作を手がけてきた人物だ。
なお、ダマロとウォルデンの共同CEO体制も検討されたが、最終的に従来型の単独CEO体制が採用された。CEO候補にはESPN会長のジミー・ピタロ、エンターテインメント共同会長のアラン・バーグマンも名を連ねていたが、両名は現職を続ける。
リニアTV(地上波・ケーブルなどの従来型)の衰退、スポーツ放映権料の高騰、ストリーミング戦略の見直し、さらにはAIへの対応と、新体制が引き継ぐ課題は山積している。ディズニーの新たな船出がどのような航路をたどるのか、注目が集まりそうだ。
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Photo by Ricardo Moreira/Getty Images for Disney