2月4日(水) 23:40
新幹線の指定席は、座席ごとに乗車券と一緒に購入されている「予約席」です。誰も座っていないように見えても、次の駅から乗車する人の予約で確保されていることがよくあります。つまり、空席に見えているのは「たまたま今だけ空いている」だけで、本来その席には他の人が座る権利があるのです。
勝手に移動してしまうと、あとから予約者が現れてトラブルになる可能性があり、車掌さんが制止するのはこうした混乱を防ぐためです。
また、指定された席以外に無断で座ることは、鉄道会社の規則違反になる場合もあります。たとえ善意での行動でも、ルールを守らない行動は他の乗客の迷惑につながりかねないので注意しましょう。
どうしても子どもの隣に座りたい場合、いくつかの方法で対応できる可能性があります。
まず一番確実なのは、出発前に座席を変更することです。新幹線の指定席は、出発時刻前であれば、インターネット予約サイト、駅の窓口、指定席券売機などで変更が可能です。空席があれば、家族が並んで座れる席に変更できるでしょう。
次に、駅で事前に相談する方法もあります。窓口で「家族で隣同士に座りたい」と伝えれば、混雑状況に応じて最適な席や別の便を提案してくれることがあります。
また、乗車後に席の移動を希望する場合は、まず車掌さんに相談するのが正しい対応です。ただし、空席があれば、案内してもらえることもありますが、対応できないケースもあります。したがって、「必ず席を変えてもらえる」など、過度な期待をしないようにしましょう。
こうしたトラブルを防ぐには、できるだけ早めに予約を取ることが何より大切です。混雑が予想される週末や連休、繁忙期は特に、家族で並びの席を確保するのが難しくなります。計画が決まった時点で早めに予約を行い、座席指定の際には「並び席が取れているか」をよく確認するようにしましょう。
また、一部の予約システムでは、自動的に「可能なかぎり近い席」で取られてしまい、実は「1列離れていた」ということもあります。こうしたケースでは、確認画面で座席位置を目視でチェックすることも重要です。
新幹線での家族旅行は、目的地に向かうまでの移動時間も大切な思い出の一部です。子どもの隣に座りたいという気持ちはごく自然なものですが、それでも公共交通機関である以上、ルールとマナーを守って利用することが求められます。
空いているように見える指定席に、勝手に移動するのは原則NGです。どうしても移動したい場合は、出発前の座席変更や駅・車内での相談など、正規の手続きを通じて解決を目指すことが大切です。
予約の段階でできるだけ並び席を確保し、どうしても難しい場合は事前に相談することで、無用なトラブルを避け、気持ちよく旅行をスタートさせることができます。
「少しくらいなら大丈夫だろう」と思わず、他の乗客やスタッフへの配慮を忘れずに。正しい知識と準備が、家族みんなの笑顔につながるでしょう。
東日本旅客鉄道株式会社 JR東日本 JREメディア 新幹線自由席がある列車は?金額など自由席と指定席の違いを紹介【JR東日本】
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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