W杯を「見るだけ」で終わらせないために。元代表・松井大輔が仕掛ける、日本中に「蹴る場所」を作る環境戦略

松井大輔氏

W杯を「見るだけ」で終わらせないために。元代表・松井大輔が仕掛ける、日本中に「蹴る場所」を作る環境戦略

2月5日(木) 15:52

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2026年は世界的スポーツイベントが目白押しだ。2月6日にはミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックが開幕し、その1カ月後の3月6日からは2026ワールドベースボールクラシックが開催される。そして、6月11日からはFIFAワールドカップ26が始まる。スポーツファンにとっては楽しみな1年になる。

冬季五輪やWBCは開幕間近なため話題になることも多いと思われるが、5カ月後の開幕となるワールドカップも昨年12月に対戦カードが決まり、徐々に盛り上がってきている。

さて、世界的にも大きな注目が集まるワールドカップはどう楽しむべきか。元サッカー日本代表で、現在日本フットサルトップリーグ(Fリーグ)理事長などを務める松井大輔氏に意見を聞いてみた。

サプライズは誰だ?開幕5カ月前から始まる「メンバー予想」

――現状のサッカー日本代表について、率直な評価を聞かせてください。

松井大輔: 年々、強くなっていると思います。僕が出場した2010年よりも、そのあとの2014年、2018年、2022年よりもレベルが上がっているので、期待は大きいですよね。

――ワールドカップ開幕まで5カ月ほどありますが、それまではどうやって過ごせばよいでしょうか?

松井大輔: どの選手が最終メンバーの26人に選ばれるのかを、自分なりに考えながら見るのが楽しいですよね。サプライズ招集といったこともあるかもしれないので、誰が入ってくるのか、誰が当落線上にいるのかなど考察しながら見るのが、ファンにとってはおもしろいんだと思います。

引退後も欠かさない「サッカーファンとしての目」

ーーそれでは本大会が始まってからは、どのように楽しむべきでしょうか?

松井大輔: やっぱり日本代表チームの応援ですよ。応援しているチームの勝利がいちばん盛り上がりますからね。ただ、僕が子どものときはまだ日本代表がまだワールドカップに出場できなかったころなので、他国の試合や、(ディエゴ・)マラドーナなど好きな選手のプレーを見て楽しんでいました。それは現役のときも引退した今も変わらず、サッカーファンとして日本代表以外のプレーも楽しみながら見ています。

――子どもの頃はワールドカップからどのような影響を受けましたか?

松井大輔: 有名選手のスーパープレーをマネしていましたね。大会後のゴール集を見て。

W杯後の「受け皿」をどう作るか

――大会後には松井さんと同じようにマネしてプレーしたいと思う人が増えるはずです。

松井大輔: そうですね。僕も子どもの頃にそう思ってボールを蹴っていたので、今の子どもたちもそう思ってほしいですよね。それに子どもたちだけでなく、大人の人たちもそう感じてボールを蹴ってみたいと思ってほしいですね。
きっと日本代表が活躍することで、そう思う人たちは増えると思います。そうなったときの受け皿を用意しておくことが、今の僕が行うべき仕事のひとつだと考えています。

――その仕事とは何でしょうか?

松井大輔: ボールを蹴りたいと思ったときに、いきなり大きなグラウンドや大きなゴールを準備することは難しいと思います。また、多くの仲間を集めるのも苦労するはず。

その点、フットサルはコートも小さいですし、人数も11人のサッカーに比べると1チーム5人と少ないので気軽に楽しめます。だから、ワールドカップ後にボールを蹴りたいと思った人が、フットサルをできるような環境や機会をできるだけ整えていきたいですね。

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松井氏が理事長を務めるFリーグは、1月17日に「Fリーグフェスタ2026」を開催。同イベント内の「松井大輔杯」では、U-10やU-12の子どもたちがプレーを楽しんだ直後に、プロの技を間近で体感できるエキシビションマッチも実施。老若男女が自らボールを蹴りつつ、トップ選手の凄みも味わえるパッケージの構築を目指している。ワールドカップで沸く2026年、松井氏はサッカー日本代表の動きにも注視しつつ、引き続きフットサルの魅力を広げていく所存だという。

<取材・文/川原宏樹>

【川原宏樹】
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる

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