美和さんの夫・直樹さんは「偏差値こそがすべて」という極端な教育パパ。友人との遊びさえ“勉強の妨げ”と考え、4歳の息子・悠斗くんを勉強漬けの日々に追い込んでいました。
心身ともにボロボロになった悠斗くんの姿に危機感を抱いた美和さんは、パパと話し合いの末、ある約束を交わします。それは「結果が出れば勉強も楽しくなるはずだ」というパパの主張のもと、1カ月間勉強に力を入れることでした。
パパは「テストで80点を取れば動物園に連れて行く」と悠斗くんに約束。美和さんにも復習のサポートやスケジュール管理を任せます。
しかし80点が取れないまま、約束の1カ月は終了。動物園に行きたい悠斗くんは、勉強の延長を決めました。
そんなある日、悠斗くんが幼稚園のすべり台から転落し、けがをしてしまったのです。
幼稚園の先生からは「最近様子がおかしかった」と告げられ、医師からは「強いストレスを感じているのでは?」との指摘が……。美和さんは、息子のSOSに気づけなかった自分を激しく責めました。
夫は追い打ちをかけるように美和さんを叱責するばかり……。さらに落ち込む美和さんでしたが、夫の書斎で偶然見つけた「悠斗くんの教育計画」に戦慄します。
悠斗くんがどれだけ努力しても80点に届かなかった理由は、夫が意図的に仕組んだ恐るべき“作戦”——80点に届かないように作り込まれたテストの問題だったのです。
子どもの健康より成績を優先












作戦がバレたとわかっても、パパは動じません。それどころか、悠斗くんが倒れたことさえ気にも留めず「勉強は継続する」と冷酷に言い放ちます。
必死に抗議する美和さんですが、パパは聞く耳を持ちません。「稼ぎのない人間に、何ができるんだ?」 と、経済力の差を盾にして、美和さんを黙らせるのでした。
♢♢♢♢♢♢
息子の心や体に支障が出てしまってもなお、成績のことしか考えない夫。ここまでくると、もはや教育熱心という言葉では片付けられないかもしれません。
さらに「稼いでいるほうがえらい」と言わんばかりの態度は、立派なモラハラです。 対等な話し合いができないなど、困ったときには専門機関を頼るのも一案です。
※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)
0120-279-338つなぐささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から0120-279-226つなぐつつむ(フリーダイヤル・無料)
※こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
0570-064-556※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
※DV相談ナビ
全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。
#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
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著者:マンガ家・イラストレーター はたけ
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