パート主婦のユリは、潔癖症の夫・ケンと中学生の息子・レン、そして厄介な義母と同居しています。ある朝ユリは、マヨネーズを直に舐める義母の姿を目撃。
ケンの指示でユリが調味料を処分すると、義母は昔から舐めていたことを暴露。さらに、私はキレイだからと、すすぎ中の洗濯機に汚れた下着を放り込むなど、その衛生観念は理解しがたいものでした。
その日から食事と洗濯を別にする生活がスタート。すると義母は暗闇でカップ麺をすすって見せたり、ご近所さんに「嫁にいじめられている」と吹聴したり、倒れたフリをしたりと大暴走。義姉・ミサキに助けを求め、被害者アピールに必死の義母でしたが、今度は義姉の嘘や本性が暴かれ、意気消沈。
しかし、まだまだへこたれない義母は「死んでお詫びします」と書き置きを残し、公園で「何も食べさせてもらっていない」「嫁に虐待されている」「追い出された」と大芝居……。
涙ぐんで周囲の同情を買う義母でしたが、ケンに隠し持っていた食料や財布を発見され、周囲からは「認知症」と憐れまれる始末。そして強制的に連れ帰られた義母。いよいよ「最後の審判」が下されようと――。
暴走をやめない義母にこちらも最終手段ケンがお義母さんの腕を引き、家まで連れ帰る道中、「痛い! 離して! 暴力よ!」と騒ぎ続けたお義母さん。被害者演技の徹底ぶりに、私はあきれ返っていました。
家に着くと、ケンはお義母さんを座らせ……。













「いい加減にしろ」
帰宅早々、「暴力よ!」と騒ぎ立てる義母に対し、ケンさんはこれまでにない怒りを込めて言い放ちました。嫌がらせの次元を超え、嘘で家族の人生を壊そうとした義母を、もはや許すことはできなかったのです。
それでも「私は寂しかったのよ!」「私がこうなったのはユリさんのせい! 私はのけ者にされた!」と被害者ムーブ全開で責任を転嫁し続ける義母。
しかし、そこへ帰宅した息子・レンくんが冷酷な現実を突きつけます。
「SNSで拡散されてた。『公園で嫁の悪口叫んでるヤバいババア』って」
自身の醜態が動画で広まり、孫にまで「恥ずかしくて学校行けない。もう顔も見たくない」と拒絶された義母は、顔面蒼白で立ち尽くします。
そんな義母へケンさんは「誰にも文句を言われず、好きなだけマヨネーズを舐めて暮らせる場所だ」と、高齢者向けの自立支援賃貸のパンフレットを差し出します。
「明日、役所の人が来る」
ケンさんからの決定事項に絶望したものの、ひとり取り残されたリビングで「絶対にこの家で暮らしてやる」と執念を燃やし続ける義母なのでした。
◇ ◇ ◇
家族を悪者に仕立て上げ、孫にまで被害を及ぼしてなお「私は悪くない」と言い張る義母の姿には、強い憤りを感じてしまいますね。どれだけ情をかけても、相手が「嘘を武器に攻撃してくる」状態では、もはや話し合いで解決できる段階を過ぎていると言わざるを得ません。
家族という関係に甘えて一線を越えてくる相手に対しては、どれだけ憐れに見えたとしても、客観的な証拠と第三者の介入をもって対処する冷静さが必要なのかもしれません。もしも家族の誰かに自分や他の家族が疲弊している状況なら、「家族だから」という言葉を盾にした甘えを断固として拒絶し、自分たち家族の平穏な未来を守るため、物理的に線を引くなどの厳しい決断を迷わず実行したいですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター 小出ちゃこ 著者:原作者 福子
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