2月4日(水) 4:40
「野原ひろし 昼メシの流儀」は、国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」のスピンオフ作品として、2025年10月から12月にかけてBS朝日で放送されました。野原ひろし(35歳)が双葉商事の営業マンとして働くなかで、限られたお小遣いと時間の中でこだわりの昼メシを楽しむ姿を描いています。
第1話の後半「マグロ丼の流儀」では、後輩の川口が大型の契約を成立させたお祝いとして、ひろしがランチをおごることになりました。ひろしはお財布事情を考慮し、ワンコイン(500円)のマグロ丼がウリの海鮮丼屋に連れていきます。
ところが、川口は500円のマグロ丼ではなく、その2倍の値段である1000円の海鮮丼を注文します。さらにはみそ汁をあら汁に変更したり、食後のアイスを追加で注文したりと、やりたい放題の振る舞いを見せました。
アニメ公式サイトでは、川口について「先輩であるひろしを慕っているが、昼メシを一緒に食べる時は高めのメニューを頼む強か(したたか)な一面も持っている」と紹介されています。この川口の行動に対し、ひろしは心の中で「先輩におごってもらうのに、先輩より高いもん頼んだりするか!?」と怒りを爆発させました。
アニメでの川口の行動は“図々しい”と視聴者からの反響を呼びましたが、実際に先輩や上司との食事で高いメニューを注文することはマナー違反なのでしょうか。
一般的なビジネスマナーとして、上司や先輩に食事をごちそうになる場合は、相手よりも安い料理を注文するのが無難とされています。「好きなものを頼みなさい」と言われた場合でも、おごってもらう立場として配慮を見せることが望ましいでしょう。
ただし、これは法律で定められたルールではなく、あくまでも暗黙の了解やマナーの部類です。相手との関係性や職場の雰囲気、食事の目的などによっても判断が変わります。お祝いの席で「今日は好きなものを頼んで」と言われた場合は、相手の厚意に甘えることも失礼にはあたらないでしょう。
とはいえ、川口のように相手の2倍の価格のメニューを選び、さらに追加注文を重ねる行為は、たとえ「好きなものを」と言われていたとしても、少々行き過ぎた印象を与える可能性があります。
目上の人との食事では、料理の注文以外にも気をつけたいマナーがいくつかあります。基本的なポイントを確認しておきましょう。
・座席の位置を意識する
上司や先輩には「上座」に座ってもらうのが基本的なマナーです。上座とは一般的に出入り口から最も遠い席を指し、居心地の良い場所とされています。自分から下座に座り、目上の人に上座を勧めましょう。
・相手より先に食べ始めない
上司や先輩が箸をつける前に食べ始めるのは避けたほうが良いでしょう。相手が「どうぞ先に」と促してくれた場合は、「お先にいただきます」の一言を添えてからいただきましょう。
・食後のお礼を忘れない
食事をごちそうになったら、その場で「ごちそうさまでした」とお礼を伝えることはもちろん、後日あらためてお礼のメッセージを送ると好印象です。
アニメ「野原ひろし 昼メシの流儀」では、後輩の川口が先輩のひろしより高いメニューを注文して“モヤモヤ”させるエピソードが描かれました。
一般的には、ごちそうになる立場として相手より安い料理を選ぶ配慮が望ましいとされています。明確なルールがあるわけではありませんが、相手への敬意と感謝の気持ちを忘れずに、食事の場を楽しむことが大切ではないでしょうか。
「野原ひろし 昼メシの流儀」製作委員会 『野原ひろし 昼メシの流儀』テレビアニメ公式サイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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