スティーブン・スピルバーグが、グラミー賞を初受賞した。これにより、エンターテインメント界で最も栄誉ある称号のひとつ「EGOT」を達成した。
EGOTとは、エミー賞(テレビ)、グラミー賞(音楽)、アカデミー賞(映画)、トニー賞(演劇)のアメリカ4大エンターテインメント賞すべてを制覇した人物に贈られる称号だ。オードリー・ヘプバーン、エルトン・ジョン、ウーピー・ゴールドバーグ、ビオラ・デイビスらスピルバーグを含めてわずか22名しか達成しておらず、ショービジネス界の「グランドスラム」とも呼ばれている。
スピルバーグが受賞したのは最優秀音楽映画賞。ディズニープラスで配信中のドキュメンタリー「ジョン・ウィリアムズ伝説の映画音楽」のプロデューサーとしての受賞だ。同作はローラン・ブーズロー監督が手がけたもので、「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「E.T.」など数々の名作の音楽を生み出してきた巨匠ジョン・ウィリアムズの足跡をたどる。共同プロデューサーにはキャスリーン・ケネディ、ロン・ハワード、ブライアン・グレイザーらも名を連ねている。
スピルバーグのアカデミー賞受賞は計3回で、初受賞は1994年の「シンドラーのリスト」での作品賞だった。エミー賞は1991年以来、計13回受賞。トニー賞はブロードウェイ・ミュージカル「ア・ストレンジ・ループ」のプロデューサーとして2022年にミュージカル作品賞を受賞している。今回のグラミー賞が最後のピースとなり、EGOT達成となった。
なお、スピルバーグは現在、プロデュースした映画「ハムネット」でアカデミー賞作品賞にノミネートされている。クロエ・ジャオが監督を務めた同作は、シェイクスピアの家族を描いた作品で、作品賞を含む8部門にノミネート中だ。「ハムネット」は4月10日より日本公開予定。
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Photo by Dominik Bindl/Getty Images for Tribeca Festival