2月4日(水) 4:20
スマホ保険は、スマートフォンに不具合やトラブルが生じた際に、修理費用や交換費用の一部を補償するサービスの総称です。画面割れや内部故障、水没、落下による破損、盗難や紛失などが主な対象とされますが、補償範囲や上限額、自己負担額、利用回数の制限などはサービスごとに異なります。
また、端末購入時のオプション、通信契約に付随するもの、クレジットカード付帯の補償など形態もさまざまで、携帯電話会社などが提供するスマホ保険では毎月一定額の保険料の負担がかかることが一般的です。
月1000円の保険料は、年間にすると約1万2000円になります。数年単位で支払えば、総額は数万円規模になります。一方、スマートフォンの修理費は、機種や故障内容によっては数万円からさらに高額になる場合もあります。
そのため、落下や破損が起きやすい使い方をしている場合には、保険料以上の補償を受けられる可能性があります。ただし、トラブルがほとんど起きない場合には、保険料の累計が修理費を上回ることもあり得ます。費用対効果は、利用頻度やトラブルの起こりやすさによって左右されるといえるでしょう。
高齢者がスマホ保険に加入するメリットとしては、操作ミスや不注意による破損時でも、修理費の負担を抑えられる点が挙げられます。加入するスマホ保険によっては相談窓口が利用できるなど、サポート面で安心感が得られる場合もあります。
一方で、通話や最低限の操作にしか使っておらず、持ち歩く機会が少ない場合には、破損や紛失のリスク自体が高くないこともあります。高価な機種ではなく、比較的安価な端末を使用している場合には、修理費がそれほど高額にならないケースも考えられます。
こうした点を踏まえると、高齢者だからといってスマホ保険が必ず必要とは限らず、本人の利用実態に応じた判断が重要といえるでしょう。
スマホ保険の必要性を考える際には、まずスマートフォンの利用頻度を確認することが重要です。外出先で頻繁に使用するのか、自宅内で限定的に使うのかによって、トラブルの起こりやすさは変わります。
あわせて、使用している機種の価格や修理費の目安を把握しておくと判断しやすくなります。高額な機種であれば、修理費が高くなりやすく、保険の補償効果が相対的に大きくなります。一方、比較的安価な端末であれば、万一の際に修理費を自己負担するという選択肢も現実的です。
さらに、家族のサポート体制や生活環境も重要な判断材料になります。一人暮らしでトラブル対応が難しい場合には保険のサポートが役立つことがありますが、家族が近くにいて対応できる場合には、保険に頼らずに済むケースもあります。
ほかにも、すでに加入している他の保証サービスがないかを確認し、補償内容が重複していないか整理することも大切です。
加えて、月1000円という保険料が、年金収入や生活費全体の中でどの程度の負担になるのかを考える視点も欠かせません。年間では1万円を超える支出になるため、通信費や生活費とのバランスを踏まえ、支払い続ける意味があるかを検討することが求められます。
スマホ保険は、スマートフォンの故障や破損、紛失などに備えるためのサービスですが、高齢者にとって一律に必要といえるものではありません。利用頻度や機種の価格、生活環境、家族のサポート体制を踏まえて、費用対効果を考えることが重要です。
契約内容を本人が把握できていない場合には、家族が一緒に内容や支払額を確認し、必要に応じて見直すことも選択肢となります。生活実態に合った判断を行うことが、無理のない家計管理につながるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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