北斎×ゴジラが激突“災害の象徴”としてゴジラを描いた浮世絵3部作を販売開始

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北斎×ゴジラが激突“災害の象徴”としてゴジラを描いた浮世絵3部作を販売開始

2月2日(月) 11:30

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映画『ゴジラ-1.0』と葛飾北斎の名作『富嶽三十六景』が時空を超えて融合した——。版三(東京)は2026年1月30日、ゴジラを題材にしたジークレー版画「ゴジラ浮世絵 富嶽三十六景」3部作の販売を開始した。伝統木版の構図美と現代怪獣映画の象徴性を掛け合わせ、日本美術の新たな表現領域を切り開く試みとして注目を集めている。

同シリーズは、北斎が描いた自然観と人々の営みを現代的に再解釈し、ゴジラを“怪獣”ではなく「抗えない災害そのもの」として描く点が特徴だ。海・都市・空という三つの舞台を通じ、日本人が古来抱いてきた自然への畏怖と祈りを、圧倒的な情景として浮かび上がらせている。

「神奈川沖浪裏」では、世界的に知られる大波の構図にゴジラが出現。荒れ狂う波濤と舟の緊迫感に、海を割って現れる巨大な影が重なり、富士を睨むゴジラの姿が極限の緊張を生む。一方、「山下白雨」は“黒富士”の重厚な世界にモノクロームのゴジラを配置。暗雲を切り裂く咆哮と、金箔を思わせる光の表現が、神々しさすら漂わせる一枚に仕上がった。

「江戸日本橋」では、泰平の象徴だった日本橋が一転、災禍に呑まれる瞬間を描写。川を荒らすゴジラに船が翻弄され、橋上の人々の動きが逃げ惑う姿へと変貌する。北斎の構図に新たな物語性を吹き込んだ作品となっている。

制作を手がけたのは、広告・アパレル分野で多数の特撮コンテンツをデザインしてきた絵師・出雲。越前和紙を用いたジークレー版画で、原画の質感と色彩を高精度に再現した。絵のサイズは縦21.0cm × 横30.8cm、額は縦31.7cm × 横40.0cm。価格は各1万8000円(税別)で、版三オンラインショップ「浮世絵工房」で販売中だ。

伝統と現代カルチャーが交差する“ゴジラ浮世絵”。日本美術の新たな可能性を示すシリーズとして、国内外のファンからの反響が期待される。





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