2月2日(月) 4:40
冬用タイヤといえば、かつてはタイヤに金属製の鋲(びょう)を埋め込んだ「スパイクタイヤ」が主流でした。しかし、アスファルトを削って粉じんを発生させる問題から、現在では環境省の法律により、指定地域での使用が原則として禁止されています。
これに代わって普及したのが、鋲(スタッド)のない「スタッドレスタイヤ」です。ノーマルタイヤとの大きな違いは、主に以下の2点です。
・低温でも硬くなりにくい特殊なゴム素材を採用
・接地面に大きく深いブロックが設けられている
・ブロックに細かな切れ込み(サイプ)が刻まれている
これらが複合して「雪柱せん断力」「凝着摩擦力」「エッジ効果」を生み出し、より高い駆動力・旋回力・制動力を実現し、雪道や氷上での「走る・曲がる・止まる」を可能にしています。
「高性能モデル」のスタッドレスタイヤは、その性能や車種、タイヤサイズで価格が変わります。例えば、スズキ株式会社の「スイフトスポーツ」では、ブリヂストン製のホイール&タイヤ4本セットで22万円になるものも存在します。
一般的に高性能モデルは、雪道や凍結路面で「走る・曲がる・止まる」といった基本動作をより高いレベルで実現できるよう設計されています。特に、ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離に関わる「制動力」に優れているのが特徴です。
また、走行性能だけでなく「耐摩耗性」や「経年劣化への強さ(ロングライフ性能)」も重要なポイントです。初期費用は高くても、長く使えることで結果的にコストパフォーマンスが良くなる場合もあります。
都内であっても、路面凍結のリスクや数年に一度の大雪を考慮すれば、制動力が高く寿命の長い高性能モデルを選ぶのも1つの選択肢といえるでしょう。
雪が多い地域では、本格的に雪が降り始める前にスタッドレスタイヤへの交換を済ませておくのがおすすめです。積雪後に交換しようとすると、販売店の混雑や自家用車に合うサイズがないなどの理由から間に合わなくなる可能性があります。
雪が少ない地域でも、気温が3度を下回ると「路面凍結(アイスバーン)」が発生しやすくなるため、早めの交換が安心です。なお、夏タイヤから交換する際は、4輪とも必ず同一銘柄のスタッドレスタイヤを装着しましょう。
また、新しく交換したスタッドレスタイヤは、交換後に100キロメートル程度の舗装道路での慣らし走行することで、ゴム本来のグリップ性能が向上します。
かつて主流だった「スパイクタイヤ」は、粉じん公害の問題から使用が規制され、現在は「スタッドレスタイヤ」が一般的です。高性能モデルは「制動力」や「耐摩耗性」に優れており、4本で20万円を超えることもあります。
一見高く感じますが、長く使える「ロングライフ性能」や、都内でも起こりうる路面凍結時の安全性を考慮すれば、コストパフォーマンスは決して悪くない選択肢といえるでしょう。雪が降る前に交換し、慣らし運転を済ませておきましょう。
環境省 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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