2月1日(日) 4:20
ETCでは、ユーザーの決済情報を将来にわたって安全に保護するため、セキュリティ規格の変更が予定されています。実施時期は具体的に未定ですが、セキュリティに問題が発生しなければ、旧規格は最長で2030年頃まで利用できる見通しです。問題が生じた場合は、切替の時期が早まる可能性があります。
国土交通省は、規格変更の理由として情報機器の能力向上によるセキュリティ脅威の増大に備えるためと発表しています。ETCでの決済情報を保護できなくなる恐れがあるため、旧セキュリティ規格のETC車載器は、買い替えが必要です。
なお、実施される予定のセキュリティ規格の変更に伴い、変更に対応した新セキュリティ対応ETC車載器の販売がすでに開始されています。
車載器代や取付工賃は店舗によって異なるものの、あるカー用品量販店では工賃込みで2万円弱かかります。ただし、NEXCO各社が不定期に実施する助成を利用すれば、お得に購入できるかもしれません。詳しくは、NEXCO各社HPを確認してください。
使用中のETCが新セキュリティに対応しているか見分ける際は、機器の車載器管理番号もしくは車載器本体に印字されている識別マークを確認しましょう。
機器の車載器管理番号は取扱説明書や保証書、車載器セットアップ申込書・証明書などの書類や機器本体のラベルから確認できます。19桁の車載器管理番号の先頭が1であれば新セキュリティ対応、0なら旧セキュリティ対応です。
一方、車載器本体に印字されている識別マークはETC(専用)車載器とETC2.0・ETC-DSRC車載器によって異なります。ETC(専用)車載器の場合、●●●のマークの有無で判別可能で、ETCのロゴマーク付近に●●●マークがある場合は新セキュリティ対応です。
ETC2.0・ETC-DSRC車載器の場合、ETC2.0の表記があり、■マークがない場合は新セキュリティ対応となります。■マークやDSRC表記のあるものは、旧式タイプです。ETC車載器とETC2.0では、マークの有無と新旧の対応が逆になっているので注意しましょう。
なお、機器によってはマークでは判別できないものもあります。その場合は、販売店やセットアップ店へ問い合わせましょう。
毎日午前0時~午前4時の間にETCを利用すると、時間外に走った部分も含めて30パーセント割引が適用されるETC深夜割引が改定される予定です。具体的には、割引適用時間帯が22時~翌5時と3時間拡大し、適用時間帯に走行した分のみ割引されるようになります。
また、割引対象距離の増大を目的とした速度超過といった無謀な運転を抑止し、安全・安心に高速道路が利用できるように、割引適用距離に上限も設けられます。
本制度は令和7年7月頃に適用予定だったものの、同年4月の広域的なETC障害を受けて延期となりました。現状、適用は令和8年度以降の予定です。割引の恩恵を受けたい場合、ETCのセキュリティ規格変更のタイミングによっては買い替え・載せ替えが必要になるかもしれません。
ETC車載器の旧セキュリティ規格は、最長で2030年頃まで利用できる見通しです。
ただし、現行セキュリティでも問題は起きていないものの、今後セキュリティに問題が発生した場合、新規格への変更が早まるかもしれません。旧セキュリティに対応した車載器を使っている方は、不定期に実施される助成を活用して車載器の買い替えを検討しましょう。
ETC総合情報ポータルサイト よくある質問
国土交通省 よくあるご質問(セキュリティ規格の変更について)
国土交通省 セキュリティ規格の変更について
オートバックス公式通販サイト ETC車載器 通販 取り付け工賃コミコミセット
NEXCO中日本ドライバーズサイト 高速道路の深夜割引の見直しについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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